【FGO特集】3回目のコラボ「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」とはどんな作品？イベント開始前にストーリーやキャラクターの予備知識をつけておこう！

『Fate/Grand Order（FGO）』にて、9月中旬に3回目のコラボイベントとなる「魔法少女紀行 ～プリズマ・コーズ～」が開催されます。
それを受け、今回は「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ（以下、プリヤ）」特集！
ネタバレ無しの簡単なストーリーと、コラボイベントで参戦しそうなキャラクターを紹介！

プリヤとは、「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン（以下、イリヤ）」を主役に据えた「Fate/stay night」からのスピンアウト作品です。
原作の主人公・衛宮士郎とイリヤが義兄妹であったり、衛宮切嗣やアイリは死んでなかったりと登場人物などの設定は原作と異なりますが、Fateという世界の一つ、並行世界という位置付けになっています。

ちなみに、作者のひろやまひろし氏は、概念礼装「★5 プリズマコスモス」のイラストレーターも務めています。

2007年からひろやまひろし氏が作画を担う漫画の連載が始まり、2013年にはアニメ第1期が放送されました。
漫画は「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ（全2巻）」、「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ！（全5巻）」、「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!（～7巻）」とタイトルを変えて現在も好評連載中です。
アニメも第4期が2016年7月から絶賛放送中で、漫画の"ドライ"に当たる内容が描かれています。

全てはここから始まりました。
便宜的に無印と称しますが、記念すべきプリヤ第1期で、アニメでも第1期が該当する内容です。

原作とは異なり、家系の辛い宿命などと一切無縁のイリヤは、大好きな義兄（衛宮士郎）とメイドのセラ・リズと4人で暮らしていました※。
そんなある日、魔法の杖「カレイドステッキ」に出会ってしまったことで、生活は一変。詐欺同然の強引な手段で魔法少女になる契約を結ばされたイリヤは、「魔法少女カレイドルビー・プリズマイリヤ」となって、魔術の世界に飛び込んでいくことになります。

魔法少女になってからというものの、杖の元々の持ち主「遠坂凛」から冬木の地に眠る強力なクラスカード※を回収することを命じられました。カードを回収するには、そのカードに宿っている英霊と戦って勝たなくてはなりません。
同じくカード回収の命を帯びた「美遊・エーデルフェルト（以下、美遊）」と多少のいざこざはありがならも共闘し、7枚全てのクラスカードを回収するために、日夜魔法少女として奮闘していきます。

この作品は"萌え"と"燃え"を兼ね揃えたFate作品です。
従来のFateファンはもとより、「魔法少女ま◯か☆マ◯カ」や「魔法少女リリ◯ルな◯は」のような作品が好きな人には、ぴったりな作品かと思われます。
そして、内容が濃くなる続編の"ツヴァイ"や"ドライ"を、無印以上に気に入るでしょう。

アニメで言うと、第2期と第3期の内容がこの"ツヴァイ"です。
7つのカードを全て回収し終えて、一段落したところから話が始まります。

平凡な毎日に戻るかと思ったら、魔法の杖との契約は破棄されず、イリヤと美遊は魔法少女のまま。そんな二人は、今回もまた魔術に関する任務を依頼されます。
今回の依頼は、冬木の地脈を安定させること。
ただ、魔力を流し込んで終わる簡単な任務だったはずが、謎のアクシデントが起きて、イリヤと瓜二つの褐色のイリヤ（クロ）が出現。
クロは、同じ姿のイリヤを殺そうとするが、その理由は――？

新たな少女クロ、そして「Fate/hollow ataraxia」で登場したキャラも登場し、さらに混迷を極める"ツヴァイ"。そして、8つ目のカードの存在が明らかになることで明かされた真実とは……。

あまり書くとネタバレになってしまうので、詳しくは書けませんが、話を広げたり、無印の伏線を上手く回収していることで、プリヤの世界観が見えてきたシリーズ。無印以上に"萌え"と"燃え"が融合しているので、無印を楽しめた人はこちらもより楽しめるのではないかと思われます。

2016年7月から放送中の第4期がこのシリーズにあたります。
そして、導入部分のあらすじだけでも、全体的なネタバレになるので、何も書けません。

しかし、かっこいい「子ギル」や「衛宮士郎」を見たい人は必見のシリーズと言えます。
また、世界観が異なっていたため、姿形もなかったあの兄妹も登場。
既刊が7巻まで発売されており、現在も「月刊コンプエース」で大好評連載中なので、アニメも放送中の今が追いつくチャンスとも言えます。

本作の主人公で、原作とは違い魔術の"魔"の字も知らない平凡な少女。
しかしある日、魔法のステッキ「マジカルルビー」と強引に契約させられたことで、「魔法少女カレイドルビー・プリズマイリヤ」に変身して、魔術世界にずっぽり足を踏み入れることに。
素直で純真な性格をしており、一緒に住んでいる義兄の衛宮士郎が好き。

回収したクラスカードを用いて、様々なフォームに変身することが可能。
召喚もしくは配布として、登場しそうなキャラナンバーワン。

イリヤと同じく、魔法のステッキ「マジカルサファイア」と契約して魔法少女に変身する少女。しかし、イリヤとは異なり、元から魔術的要素を持ち合わせいるようで……。

クールな性格で、学問、運動なんでもこなす完璧超人。
また、エーデルフェルト姓を名乗っていますが、後述するルヴィアとは血縁関係がないなど、謎が多い人物です。

『FGO』プレイヤーなら誰もがお世話になっている「★5 カレイドスコープ」の人「キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ」が作った2本1対となる魔術礼装。
「マジカルルビー」がイリヤと契約し、もう1本の「マジカルサファイア」は美遊と契約しています。
手にしたマスターに魔力を無制限に供給できるだけでなく、Aランクの魔術障壁、物理保護、治療促進、身体能力強化などを常時かけることができるもの凄いステッキ。

"ツヴァイ"から登場したイリヤと瓜二つの褐色少女。
小悪魔的な性格をしており、イリヤとは真逆の性格になっています。
定期的な魔力補給が必要なため、常にイリヤとある行為をする必要が……？

ご存知原作のヒロインの1人で「マジカルルビー」の元マスター。
本作では、クラスカード回収の命を受けて、冬木市にやってきた魔術師として登場。
ルヴィアとは、衛宮士郎を取り合うライバル関係。
金欠につき、日本にいる間はルヴィアの家でメイドとして働いているので、凛のメイド姿が見たい方は必見！

原作では後日談でほんの少し、「Fate/hollow atarxia」ではもっと出番が増えましたが、それでも電話越しなど直接の出番はなし。そして本作でようやくレギュラーに昇格。
凛と同じく、事件の解決を命じられて冬木市にやってきた魔術師。
「マジカルサファイア」の元マスターで、潤沢な資金があるお嬢様。
美遊を保護してメイド兼義妹としているが、どうしてそうなったのか関係性は謎。

原作とは異なり、広い日本家屋ではなく、義妹のイリヤたちと一軒家に住んでいる普通の一般人として登場。
原作以上に女の子とのフラグを立てていますが、主人公はあくまでもイリヤたちなので、こちらの進展はなさそうです。

ちなみに、"ドライ"では原作顔負けのかっこいい士郎が見られます。
普通の一般人のはずでは……？