乖離性MAでは、「どのクエストにも共通して使える」というデッキを作るのは、なかなか難しいです。特に高難度のクエストで、敵の属性や攻撃パターンなどに合わせたデッキ構築が必要となります。
このデッキ構築というのが、乖離性MAの難しい所でもあり、また面白いところでもあります。特に最初の内はデッキ構築の部分で、苦戦する方が多いと思います。
そんな方々の為にも、今回はデッキを作る際に抑えておきたいポイントを、解説していこうと思います。これをもとに敵に合わせたデッキ構築をしてみましょう。
コストについて
乖離性MAではカードごとに1〜5のコストが設定されており、同じレアリティでもコストが高い方が強力な効果を発揮するカードとなっています。
一方バトルには3〜10までの使用可能コストがあり、上限が1ターンごとに1ずつ増えていくといったシステム。
ターンごとに使用可能コストに合わせてカードを選択し、バトルを進めていくこととなります。
さて、デッキを作るとなると強い高コストのカードばかり使用したくなりますが、乖離性MAではどうでしょうか。
例えば高コストのカードが多いと、バトル序盤では使用可能コストが低いため、カードが出せないといったことも起こります。
特に高難度のクエストでは、その序盤の攻防で勝負が決する場合も少なくありません。
デッキを組む上で重要なコストについて、高コストと低コストに分けて特徴や注意点を解説します。
高コストのカード
高コスト(コスト4〜5)のカードの長所は、威力が高いことです。
しかし、高コストのカードが多いと、上記のように1ターン目で何も出せないといったことも起きてしまいます。
なので、デッキにはコスト4が2枚、コスト5は1〜2枚程度にしておくのが良いでしょう。
高コストカードの一例
左:第二型コルグリヴァンス
全体攻撃役。氷属性の敵が相手ならかなりのダメージが与えられる。
中:新春型ベイリン
傭兵で貴重な魔法剣であり、トップクラスの威力を持つ。
右:ルサリィ
歌姫での優秀なサポート支援カードだが、HPの低さが欠点。
低コストのカード
低コスト(コスト1〜3)のカードは、威力は低めですが、序盤から使うことができます。
また、後半でも複数枚で出しやすいので、威力の底上げも可能です。
ただし、すぐカードがなくなるので、ドローでのカード補給が必要となります。
※ドローについては以下で解説
低コストのカードの一例
左:第二型バーナード
魔法ダメージダウンが優秀だが、HPの低さが欠点。
中:第二型クラッキー
コスト3ながら、物理ダメージアップにドロー+1をもつ、傭兵必須カード。クラッキー以外にも、コスト2・3のダメージアップ系カードは物理/魔法問わず優秀なのでデッキに入れておきたい。
右:華恋型ベディヴィア
敵から大ダメージ後だと、効果抜群。
ドローの重要性
ドローの特に重要な点は以下の2つです。
・複数枚のカードを使うことになるバトル後半でも、手札をなくさないようにする。
・「複数枚のカードを使い、ドローで複数枚引く」のを繰り返し、1度使用した強力なカードを再び手札に入れる。
特にバトルが長引くことが多い、超級以上のクエストではドローの有無が勝敗を分けることもあります。
また、ドローは1ターンにつき、1つの効果しか得られないということにも注意しましょう。
・ドロー+1のカードを2枚出す
・自分がドロー+1、他プレイヤーが全体のドロー+1を出す
上記のパターンはどちらも追加ドローは+1です。
ドローを持つカードの一例
左:支援型ローディーネ
物理防御アップと全体ドローが優秀な富豪必須カード。
中:第二型エレック
盗賊で魔法ダメージアップさせるのに適したカード。効果は1ターン(使用したターン)だけなことに注意。エレックに限らず、ダメージアップ系はドロー+1がついているカードが多いので使いやすい。
右:新春型リーフェ
コストが低いので、複数出した際の補充役としても便利。
パラメーターについて
アーサーのパラメーターはデッキのカードのパラメーターの合計値(リーダーのパラメーターのみ1.5倍)となります。
基本的にはHPの高いカードをリーダーにして、アーサーのHPを上げるのが良いでしょう。
クエストの難易度やデッキの構成次第では、物理/魔法ダメージを優先してリーダーとするのが適している場合もあります。
強力な覚醒スキル
覚醒スキルの方が通常スキルに比べ、威力や効果がかなり上がるので、基本的には同じアーサータイプのカードでデッキを組む方が良いです。
ただし、場合によっては他アーサーのカードの方が効率的なこともあります。
※他アーサータイプのカードについては以下で解説
覚醒スキルの一例
左:シルキー
HPが0なのが欠点だが、攻撃と回復を同時にできるのが利点。
中:アストラトエレイン
コストが高いが、覚醒には傭兵では貴重な魔法ダメージダウンを持つ。
右:新春型歌姫アーサー
敵の防御ダウンと味方の防御アップを同時にこなす優れ者。
他アーサータイプのカードをデッキに入れるメリット
属性やスキルの効果などを考慮した場合、他アーサータイプのカードを入れる方が、より強いデッキを作れます。
属性を重視する
1つの属性をメインにデッキを組む場合、他アーサータイプのカードを使うのが良いでしょう。例えば傭兵であれば、物理攻撃が出来る富豪のカードをデッキに入れることを検討してもいいでしょう。
属性デッキでの重要なポイントは「属性相性」と「チェイン」の2つです。
以下でこの2つについて解説します。
属性相性
敵とカードにはそれぞれ属性があり、属性には相性関係があります。
「火」「氷」「風」「光」「闇」の5種類で、相性は画像のようになっています。
有利な属性に対してのダメージは約2倍になり、不利な属性に対してのダメージは約1/2となります。
チェイン
バトル中に別のアーサー同士が同じ属性のカードを出すことによって発動し、チェイン数が多いほど、カードの威力が上昇します。
また、1人で同属性のカードを出してもチェインは発動しません。なのでチェインは最大で4までとなります。
4人のアーサーがそれぞれ、弱点属性で合わせたデッキを作り、チェインを発動させることができれば、効率的にダメージを与えることができます。
敵の属性に合わせたデッキ構築は、攻略するにあたって、とても重要な要素となります。
◀他のアーサーと協力して、チェインを繋ぎましょう。
HPを底上げ
高難度のクエストではHPも重要な要素の1つなので、他アーサータイプのHPが高いカードをデッキに組み、HPの底上げをすることも有効です。ただし、HPだけを基準にしてデッキを組むと、それぞれのアーサーの役割を果たせないことがあるので注意してください。
高HPカードの一例
左:制圧型パーシヴァル
傭兵のリーダー候補。
中:特異型シグルーン
物理防御アップもできるので、富豪のリーダーとしても優秀。
左:特異型卑弥呼
なにより高いHPが魅力。コストが低いので他のカードとも合わせやすい。
敵を弱体、自身を強化
その他にも、敵の攻撃力や防御力が高い場合は、ダメージダウンや防御ダウンといったカードも使用すると、効率的に敵を倒すことができます。
また、自分のステータスをアップするカードを持っていない場合は、他アーサータイプのカードを使うのも有効です。
強化・弱体の一例
左:聖夜型ゴットフリート
傭兵の魔法剣や歌姫の魔法でも使えるが、効果が1ターンだけなことに注意。
中:聖夜型サンタクロース
物理ダメージの強い敵の場合は、盗賊以外でも使うのがオススメ。
右:支援型クレア
歌姫のリーダー最有力候補。HPと威力の底上げができるので、傭兵でも使いやすい。
デッキランクを上げるには
デッキの強さの基準として、デッキランクというのがありますが、これは必ずしも強いということではありません。
デッキランクは使用しているアーサーと同じタイプのカードで、レアリティの高いカードが多いほど上がっていきます。
上で解説したように、属性相性などのために他アーサータイプのカードを数枚入れると、デッキランクは少し下がります。
なのでSSではなくとも、バトルでは大活躍するといったことも多いです。
デッキランクは1つの基準となりますが、あまりランクに拘らずに、敵に合わせてデッキを構築することが重要です。
名声を上げよう
名声は同じカードを合成することで上がります。同じカードでレアリティが違う場合でも名声は上がり、名声は合成したカードの合算値になります。
また、カードのレアリティによって、名声の上限値は異なります。
レアリティ | 名声最大値 |
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MR(★6) | 100 |
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UR(★5) | 90 |
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SR(★4) | 70 |
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R(★3) | 50 |
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HN(★2) | 30 |
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N(★1) | 10 |
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名声が高いほど、クエストクリア時のボーナス取得確率が上がります。少なくとも1枚は持っておくと、チアリーやキラリーなどのクエストや、イベントクエストでのカードが集めやすくなります。
また、名声はリーダーにしているカードのみが適用されます。
ノーマルクエストで、ドロップするカードから名声90を作ることも可能です。
クエストによっては、1クエストあたりの経験値が低いので、レベルが上がりやすい、最初のうちに作っておくのがオススメです。
高名声カードの一例
左:支援型イテール
支援として傭兵のどのデッキに入れることができるので、名声を上げるのに適している。ノーマルクエストでもドロップするので作りやすい。
中:ブラウニー
物理ダメージアップで使いやすいので、名声を上げるのに適しているが、こちらは期間限定のイベントでしかドロップしないため、名声を上げるのが困難。
右:支援型リオネス
期間限定のイベントドロップカード。MRまで進化するため名声が100まであがる。
コスト2、回復量アップと使いやすい覚醒スキルを所持しています。