ノベル型ホラーアドベンチャー
有料で配信されていた「歪みの国のアリス」が新たな追加要素を加えて基本プレイ無料となってリリースされました。
「歪みの国のアリス」は買い切りのアプリで、購入すれば最後までプレイすることができますが、『歪みの国のアリス ~アンコール(以下、アンコール版)』は、毎朝ポケットに送られてくる「緋色の羽根」を使うことで、本編をプレイすることができる仕様になっています。
ストーリー
物語は、放課後の教室でうたたねから「主人公=亜莉子=私」が目覚めたところから始まります。
目覚めた私が見たものは、私のことを「アリス」と呼ぶ灰色のフードを被った奇妙な男。その男は自分のことを「チェシャ猫」と名乗り、いきなり「シロウサギ」を追いかけようと提案します。
状況を読み込めずに初めは断っていた私ですが、他に選択肢がないことに気づき、少し不気味な「チェシャ猫」と行動を共にしていくのですが……。
ゲームの流れ
「歪みの国のアリス」は選択型テキストアドベンチャーです。
マルチエンディング方式となっており、結末は全部で15種類と豊富!
また、その中にはバッドエンディングもあるのですが、そんな時には1つ前の選択肢まで戻れる親切設計になっているのでストレスなく遊ぶことができます。
選択肢を選び物語を読み進める
上記の画像のように、随所に選択肢が設置されており、主人公(=私)の行動を決定していきます。しかし、バッドエンディングになるような重要な選択肢以外は、どちらの行動をとっても基本的に同じ流れになるらしいので、自分の感性に従って選択していきましょう!
また、セーブをすることもできるので、戻って選ばなかった選択肢を読み進めるのも違った発見があって面白いかと思います。
「緋色の羽根」を使って読み進める
本作は無料で楽しめる代わりに、随所で進行がストップする制約がありますが、「緋色の羽根」を1枚使うと引き続きゲームを楽しむことができます。
「緋色の羽根」は毎朝4枚まで補充され、それを使っていくと無料で最後まで楽しめる仕様になっています。
また、補充を待てない方向けに「緋色の羽根」を買うことができたり、縛られずに最後までプレイすることができる「プラチナ・パック」が用意されているので、続きが気になる方はお金を出すことでスムーズにプレイ可能です。
旧版との違い
特別コンテンツ<カーテンコール>搭載!
追加エピソードや、ミニキャラたちのシアター式キャラクターコラムなど、すでに旧版「歪みの国のアリス」をプレイしている方でも楽しめる要素が追加されています。
全てのグラフィックをクオリティアップ!
背景、キャラクター、インターフェース、全てのグラフィックのクオリティがアップ!美麗フル3DCGで描かれた世界が、恐怖やシュールな笑いを誘い、ゲームに没頭できる仕様となっています。
2006年から愛され続ける作品
タイトル名や「アリス」という名前から、ルイス・キャロル著作「不思議の国のアリス」が連想されますが、本作の登場人物はどこか不気味で不思議な様相をしています。
キャラクターの容姿や世界観、音響でホラーチックな場面も多々ありますが、キテレツな言動や真相で笑わせてくれることも。
まさに"ちょっと怖くて笑えて泣ける"物語だと思われます。
元は2006年に携帯ゲームとして配信されていた本作ですが、10年間愛され続け、この度『歪みの国のアリス ~アンコール』としてリリースされました。
旧作をプレイした方も、興味を持った方も、これを気に不思議な物語を読み進めていかがでしょうか?