咳をしても一人、どこを見てもゾンビ。
もしも世界がゾンビだらけになったら...。誰もが一度は想像する緊急事態だと思いますが、本作『BuriedTown』も、そんな「ゾンビアポカリプス」をテーマとしたスマホゲーム。
最早人の気配など感じられないような"埋もれた街(BuriedTown)"の中、プレイヤーは生存者となって、ゾンビの脅威を排除しつつ、自分の快適生活を確保するために奮闘していきます。
陰気でシリアスな本作の世界を少しご紹介しましょう。
廃墟から素材を集める
本作では"どれだけ生き延びられたか"がスコアとなりますが、具体的に何をやるのかというと、「素材を集めて自宅の機能をグレードアップする」ことが基本となります。
「家のドア」をタップして、装備を確認、準備ができたら目的地を選び出発です。この時、"目的地までの所要時間"に注意。本作のゾンビは夜になると活性化し、具体的には20:00以降から遭遇確率や遭遇時の数が増え始めます。
目的地に着いたら、「ダンジョンに入る」をタップして建物の中を進んでいきましょう。各建物の探索できる場所は「進捗 ○○/○○」で表されており、左上画像の別荘で言うと"0/18"なので、最大で18面まで探索できることになります。
その道中に、ロッカーや木箱などの〔資源ボックス〕に出くわすので、素手や道具でこじ開けてアイテムを奪取しましょう。
しかし、ダンジョンの先は未開の地となっているため、資源ボックスに遭遇することもあれば、ゾンビに遭遇してしまうことも...!屋外では「逃げる」という選択ができますが、建物内ではゾンビを避けて通ると言うことはできないため、倒さない限り先には進めません。
バトルもゲーム内の時間で進行していき、1秒ごとに
・ゾンビが近づいてくる 4
・ゾンビが近づいてくる 3
・ゾンビが近づいてくる 2
という風な文章ログが流れていきます。ゾンビの攻撃やプレイヤーの攻撃が全て文章となって流れていくため、ハラハラしながら見守りましょう。
なお、HPが0になると即ゲームオーバーになるため、勝てそうにない時は一旦家に帰り、装備を作るなり回復するなりして再チャレンジした方が良いです。
DIYでステキなサバイバル生活
命からがら家に帰ってきた後は、食事や睡眠を取り、落ち着きましょう。
画面上に横一列で表示されている6つのマークは"主人公のバイタルサイン"で、左から「外傷」・「感染」・「満腹感」・「元気」・「気分」・「HP」を表しており、これらを維持しないと死が訪れます。
これらの回復方法は"アイテムの使用やアクションの実行"です。「外傷」や「感染」は救急キットや薬剤などのアイテムで回復できますし、「HP」や「元気」は睡眠をとることで回復します。
しかし、アイテムは有限。家の家具を修理、改善して自給自足サイクルを確立する必要があります。
「ウサギ罠」からは肉を、「ビニールハウス」からは野菜を、「蒸留器」からは水を手に入れることができ、「台所」を作ればそれらを使って料理ができます。「作業台」があれば、銃や防具などを作って安全にゾンビ討伐が出来るようになるわけです。
"今、自分の生活に最も必要なものは何なのか?“ということを常に考えつつ、資源を有効利用しましょう!
独特な雰囲気が織り成す、正統派ゾンビサバイバル
このゲーム、とにかくアンニュイ!ちょっとステータスが下がろうものなら「崩壊寸前のあなたには全てが無意味になる」などのネガティブ発言が飛んできます。実写を織り交ぜたグラフィックや暗すぎるBGMなどが、世界観を強烈に伝えてくるので、"終末感"を味わいたい方にはピッタリとなっています。
また、サバイバルシミュレーションとしても良くできており、少しずつ上がる難易度、ギリギリやっていけるぐらいの物資出現量、何故か物資を奪っていくゾンビの夜襲、他の生存者との邂逅など、様々なイベントの発生によってプレイヤーの探究心をしっかり掴んできます。
アクションゲームとはまた違った刺激を与えるこの一作、ぜひプレイしてみてください!