弓でゾンビシューター!
インドの『ROLOCULE GAMES』が開発した本作はゾンビシューティングFPSゲーム。日本語がアヤシいところはご愛敬ですが、完成度はなかなか!早速触っていきましょう!
本作はゾンビ系シューター。
ゾンビゲーというとゾンビをどう殺すか?とかゾンビを派手に殺す!といった物騒な差別化が図られることが多いです。そんな中、本作の差別化は『弓』でゾンビを殺す!というもの。
弓なんて渋いじゃないですか。
銃なんて邪道なんだ!
主人公はダンディなアーチェリーの金メダリスト
この人が主人公。このダンディなおじさんです。
基本寡黙で何にもしゃべりません。ダンディですね。
そもそもなんで弓でゾンビと闘うかというと、彼が元アーチェリー金メダリストだからなんですよ。決して『ウォーキングデッド』のダリルを意識しているワケではありません。
ストーリーはこんな感じ
ヘクルコーポレーションの細胞研究組織が爆発して、保存されていた最も危険なウイルス「ケレス」が街に解き放たれた。強い感染力を持つことで知られる「ケレス」は、あたり一帯の宿主を肉に飢えたウォーキングデッド、ゾンビに変えてしまうぞ!
ウイルスに愛する人たちを奪われた怒りと悲しみで、人々はこの惑星を守る決意をした! アーチェリーの金メダリストであるあなたは、わずかな生存者や科学者と共に、人類を守る戦いにのぞむ。ケレスのアンチウイルスを開発するため、仲間たちが外に出て物資やゾンビのサンプルを集める間、彼らをゾンビの襲撃から守るのはあなたしかいない。さまざまな地形を活かしてウォーキングデッドを弓と矢で撃ちぬこう。
主人公はなにぶん寡黙ですので、ストーリーはアメコミ風なコマ割りで語られます。
ちらっと見てたら事故で、男が下敷きになってゾンビに襲われている!
悩む主人公。
あのおっさんを救えるのは元アーチェリー金メダリストのオレしかいない!
待ってろ!おっさん!
片手でサクッとFPS
スマートフォンのFPSゲームと言えば横持ちでプレイするスタイルが多いですが、本作は縦持ちで軽くプレイできるのが特徴。
スワイプで索敵をしてゾンビを見つけたらそのまま狙撃!
ゾンビは画面中央のおっさん目がけて進軍してくるので、おっさんにたどり着く前に始末しましょう。
片手の親指だけで狙いを付けて狙撃するワケですが、これがなかなか難しい。
親指がぷるぷるしてしまってたとえ元アーチェリー金メダリストといえども、意外と正確な狙いを付けるのは大変です。
プレイも片手でサクサクですが、ゾンビを仕留めたときの「サクッ」という弓ならではの効果音も気持ちいい感じ!
ゾンビを仕留め終わる際にはスローモーションがかかったりとなかなか演出もカッコイイ!
ミッション毎にクリア目標のゾンビ討伐数が決まっているのでその数だけ倒したらミッションクリアとなります。
ゲームの流れとしては
①ストーリーを進行
②お金を稼ぐ
③装備を強化
このループを繰り返して進んでいきます。
装備強化も渋い
装備強化も当然、弓しか強化できません。
新しい武器も全てゆみ、ユミ、弓......。
既存武器の強化は、弓矢の素材やサイト、さらには握りなど。装備が弓しかないため、必然的に結構マニアックなポイントを鍛えていくことになります。
「握りを換えるか?いや…費用対効果的にサイトを変えた方が良いな…」
と、こんなに弓のことを考えたのは『ゼルダの伝説』以来かもしれません。
うーん渋い。なかなかないですよね弓メインのFPS。
インド制作のFPSはクセがあるけどおもしろい
片手でできるFPSということで、縦長の画面に映る弓の弦がずうっと視界に入っているワケです。それが初見ではこの設定失敗じゃね?と僅かながら思ってしまったのですが、自分が強化した武器を眺めながら戦えるという意味では最高なのかもしれません。
サクッとプレイできるFPSを探している方や、弓フェチ、ゾンビフェチの方はひと味違った本作を遊んでみては?