posted by 矢吹 at 2016/04/24 12:00

【FGO特集】「玉藻の前」の正体は大妖怪・九尾の狐ではなくあの太陽神!?元となった大妖怪や神様を大紹介!

【FGO特集】「玉藻の前」の正体は大妖怪・九尾の狐ではなくあの太陽神!?元となった大妖怪や神様を大紹介!

『Fate/Grand Order(FGO)』に登場するサーヴァント達の特集!今回は、キャスター「玉藻の前」の正体をご紹介します。「九尾の狐」が元ネタと言われていますが本当は……?

自称呪殺系ヤンデレサーヴァント「玉藻の前」

突然ですが、『Fate/Grand Order(FGO)』に、キャスターのサーヴァントとして登場する「玉藻の前」、彼女の正体をご存知でしょうか?
Fateシリーズ以外では、あまり聞き覚えのない名前かも知れませんが、「九尾の狐」と言えばピンとくる方も多いことでしょうし、その妖怪が元ネタと思っている方もいるのではないでしょうか。
しかし実は、Fateの設定では"玉藻の前=九尾の狐"は間違いなのです。

その理由は後述するとして……、そんな大妖怪の九尾の狐が、何故サーヴァントとして召喚されたのか?9本あったはずの尻尾はどこへ行ったのか?
まずは一般的な玉藻の前の正体・九尾の狐についてご紹介!

これから先「Fate/EXTRA」シリーズで明かされる玉藻の前のネタバレを含みます。

目次
九尾の狐の伝承
┠妲己伝説
┗玉藻の前の由来
Fateシリーズでは
┠Fate/EXTRA
┗Fate/Grand Order

九尾の狐の伝承

九尾の狐と言えば、言わずと知れた大妖怪
Fateシリーズ以外にも、漫画やゲーム、アニメなど様々な作品に登場していますが、いずれも妖艶な美女の姿や、9本の尻尾を携えた凶悪な狐の姿で描かれていることが多いようです。
様々な伝承や創作物に描かれている通り、日本の三大悪妖怪のひとつに上げられている九尾の狐ですが、最古の伝承はなんと中国・殷の時代にまで遡ります。
ということで、まずは殷王朝が滅亡した原因となる九尾の狐の所業についてご紹介。
※"酒呑童子(鬼)・玉藻の前(九尾の狐)・崇徳上皇(天狗)"の三体を総称して日本三大悪妖怪と呼ばれています。ちなみに、"悪"がつかない三大妖怪は"鬼・天狗・河童"を指しています。
酒呑童子は第四章で「坂田金時」によって言及されているので、実装されるかもしれません。そうなると、残った崇徳上皇も……?
▼実装されました(2016年5月)
鬼哭酔夢魔京 羅生門ピックアップ召喚

殷王朝滅亡の原因・妲己

この時代の九尾の狐は、「妲己」と呼ばれる絶世の美女に化け、当時の殷王朝の長・紂王の后となりました。
后となった妲己は、紂王を自分の言うことなら何でも聞く傀儡に仕立てあげ、紂王を通じ暴虐な政治を行っていました。しかし、そうした好き勝手も長くは続きません。暴虐な政治に反発した周辺諸氏族の恨みを買い、やがて殷王朝は滅ぼされてしまいます。

ちなみに、前述した妲己の伝説の元は、中国・元の歴史講談小説「全相平話」や、中国明代に成立した神怪小説「封神演義」と言われており、日本でもそれらをモチーフにした作品が数多く作られています。
これらの小説に触れたことがない人でも、某週刊誌に掲載され、アニメにもなった後者の同名タイトルにより、名前だけは見覚えのあるという人も多いのではないでしょうか。

閑話休題。
殷王朝の滅亡の時期と同じく妲己の正体もばれ、本来の姿(九尾の狐)を現した末に討伐されてしまいます。しかし、その後も九尾の狐の悪評は続き、殷に続く周の時代や天竺(インド)でも、同じような伝承が伝えられています。

「傾国の美女」という表現があるように、いつの世も権力者が色欲におぼれると、ロクな事がないという万国共通の戒めということなのでしょうか……。
それでは、次に"九尾の狐=玉藻の前"ととなった由来、日本における九尾の狐の伝承についてご紹介!
※今で言う「ファンタジー小説」。

玉藻の前と呼ばれる所以となった伝承

日本における九尾の狐の伝承も、美女に化け権力者の懐へ飛び込むというものでした。
この時に名乗った名前が"玉藻の前"なのです。前述した伝承のように、政治に口を出したわけではないのですが、懇ろの関係となった権力者・鳥羽上皇の容体が次第に悪くなった原因とされ、後に"陰陽師・安倍泰成"の手によって、正体をバラされてしまいます。

この"玉藻の前"という名前は、九尾の狐が登場する作品の中で、九尾の狐との関係を示唆する名前として使われることもあり、某地獄先生や某ゴーストスイーパーの作品には、その名前に似たキャラクターが登場しています。
※安倍泰親、安倍晴明とも呼ばれています。

Fateシリーズでは

九尾の狐の伝承、玉藻の前の由来についてご紹介したところで、冒頭のコメントを思い出していただきましょう。「Fate世界の設定では少々事情が異なる」という点です。

Fateシリーズにおける玉藻の前の設定は、次に紹介する「Fate/EXTRA」で明かされております。それでは、さっそくご紹介しましょう!

「Fate/EXTRA」の玉藻の前

「マスターに一目ぼれした」という理由で召喚に応じ、聖杯への願望も「良妻として愛されたい」という恋に生きるサーヴァント。自らを「良妻」と称し、主人公と恋人関係になろうと振る舞いますが、時折行き過ぎた言動もあり、周囲からは"ヤンデレ"と評価されることも。

さて、そんな恋に生きるサーヴァント。
本当の姿は太陽神として崇拝された「天照大御神(アマテラス)」らしいのです!

ある時、人間に興味を持ったアマテラスが、自らの記憶を一部封印し人間に転生。その転生した姿が、後に玉藻の前と呼ばれることになる少女なのでした。
ということで、Fate時空の玉藻の前は、妖怪の玉藻の前とは似ても似つかない存在なのです。しかし、5つの王朝を滅ぼしたと自白しており、やはり九尾の狐ではないかとの疑いが晴れることはありません。
本当のところは、神のみぞ知るということでしょうか、神だけに。

ただし、宝具【水天日光天照八野鎮石】は、アマテラスに由来しています。それは、宝具に使用している鏡に理由があります。
宝具【水天日光天照八野鎮石】
宝具で使用する鏡は「玉藻鎮石(たまものしずいし)」。そう、アマテラス、鏡とくれば「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」、「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」と並んで三種の神器の一つに数えられている「八咫鏡」が連想されますね!

本来なら、死者すらも蘇らせるというEXランクの効果があるはずなんですが、聖杯戦争に強引に参戦したせいで本来の力を出せず、Dまでランクダウンしているがっかり性能になっています。
強引に参加したというのはどういうことか言うと、本来なら神クラスの彼女は聖杯戦争に参加するような英霊ではないのです。しかし、"良妻になりたい"というたった1つの想いを実現させるために、半ば強引にサーヴァントになり、聖杯戦争に参加しました。
そのせいで、九尾が一尾になってパワーダウンをしていますが、本来の九尾の力を取り戻したら百の英雄であっても返り討ちに出来るとか。
▲八本を封印した一尾が今の状態で、九尾状態になれば三千世界(10億個の世界)を滅ぼすことができると自負している。

『Fate/Grand Order』の玉藻の前

★5キャスター「玉藻の前」として実装されている彼女は、Artカードのバフ、宝具による自陣全体の回復&スキルチャージ加速と他のサーヴァントのサポートに適したポジション。
俗にいうアーツパーティで大変重宝されているサーヴァントです。

メインシナリオでは、「第四章 死界魔霧都市 ロンドン」の終盤、唐突に登場。
坂田金時の召喚にタダ乗りし、「ご主人様とのハネムーンへの予行練習」という理由でロンドンに現れ、二コラ・テスラとの対決で活躍が見られました。

また、幕間の物語も実装されていますが、そこでは魂を誓った方は別にいるとマスター、ひいては画面上の私達をがっかりさせるような、本当にがっかりさせる発言をしました。
同じくFate/EXTRAが初出な「ネロ・クラウディウス」は、『FGO』のマスターにべったりな〔ブライド〕(CCC版)が後に実装されたので、玉藻の前もCCCの衣装版で実装して欲しいところです。
いえ、聖晶石召喚をしたいというわけではないのですが……。
※おそらく、Fate/EXTRAシリーズのマスター。

眼鏡っ娘が主要キャラクターにいるのは良いゲーム、いないのは悪いゲーム。非眼鏡っ娘に脱着可能なゲームならば、神、いわゆるゴッド。

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