posted by 矢吹 at 2016/04/23 13:00

【FGO特集】征服王イスカンダルの元ネタを紹介【前編】!征服王と名のつく由来となった覇業"東方遠征"とは

【FGO特集】征服王イスカンダルの元ネタを紹介【前編】!征服王と名のつく由来となった覇業"東方遠征"とは

『Fate/Grand Order(FGO)』に登場するサーヴァント達の特集!今回は、征服王イスカンダルの"史実"を中心に紹介をしてきます。征服王と二つ名がつく由来となった"東方遠征"とは。

征服王「イスカンダル」

征服王イスカンダルといえば、第四次聖杯戦争「Fate/zero」にライダーのサーヴァントとして登場した古代マケドニア王国の王であり、アレキサンダー大王とも呼ばれる人です。

アレキサンダーといえば、『FGO』ではイスカンダルの少年時代の姿として既に実装されています。しかし、イスカンダルの少年時代の名前がアレキサンダーというわけではないのです。

では、何故イスカンダルはアレキサンダーと呼ばれているのか、そして二つ名"征服王"の由来となった東方遠征とは
今回は、イスカンダルの元ネタ紹介"前編"と題して、史実のイスカンダルに焦点を当てて英雄譚を中心に紹介していきます。

ちなみに、征服王イスカンダルが実装予定のイベントは4月27日(水)から開始!イベントをより楽しむために、事前に予習しておきましょう!

※これから先、ダレイオス三世の幕間の物語のネタバレを含みます。

目次
イスカンダル概略
イスカンダルの由来
東方遠征
東方遠征の凄さ
ダレイオス三世との因縁
Fateシリーズでは

イスカンダルとは

では、イスカンダルの全盛期、二つ名"征服王"がつく由来となる東方遠征についてご紹介!
…の前に、<イスカンダルは一体どんな人だったのか>を知りたいという人のために、まずは本人について軽く触れようかと思います。

イスカンダル概略

イスカンダルは、マケドニアの王子として産まれました。
父はヘーラクレース(※1)、母はアキレウス(※2)をそれぞれ祖とする家系で、ギリシア随一の英雄を祖に持つ本人は、そのことを誇りに思っていました。
若いころは、西洋最大の哲学者の1人として有名な「アリストテレス」を家庭教師に招き、勉学に励みました。

イスカンダルが20歳の頃に父・ピリッポス2世が死去すると、若くしてマケドニア王国の王となり、前王死去の後混乱していたギリシアをまとめあげました。
その後、ペルシア東征に出発。小アジア(※3)、エジプトの征服、ペルシャ帝国の撃破と次々に覇道を突き進みますが、熱病に冒され32~33歳の若さでこの世を去りました。
※1:Fateにも登場しているギリシア神話の英雄「ヘラクレス」。詳細は左のリンク先にて
※2:ギリシア神話の英雄。アキレス腱が致命的な弱点と呼ばれる由来となったエピソードの人。
※3:トルコ共和国の大部分を占める地域。昔は、アジアと言えばこの地域を指していたのですが、アジアの地域が明らかになるに連れ、"小さな範囲のアジア"という意味で、小アジアと呼ばれるようになりました。

イスカンダル=アレキサンダー

先ほどから、イスカンダル、イスカンダルと連呼していますが、本名は「アレクサンドロス3世」で、「アレクサンドロス大王」とも呼ばれています。
その名前を英語風に読むと「アレキサンダー大王」となるのです。

では、イスカンダルの名前の由来は何か。
端的に言うと、アラビア語やペルシア語で名前を読んだ際の誤読が理由です。
もともとの名前のスペルは「Aliskandar(アレキサンダー)」なのですが、この名前の一部"al"は名前ではないと勘違いされて「Iskandar」となりました。
これが、イスカンダルの名の由来です。

では何故、本名(真名)のアレキサンダー大王ではなく、イスカンダルとして召喚されたのか。それは、サーヴァントは基本的に全盛期の姿で召喚されることが関係すると思われます。
アレキサンダー大王の全盛期は、おそらく後述する東方遠征の時
東方遠征と言えば、名前を誤読したペルシアなどの国家が征服される時です。それ以降、イスカンダルの名が英雄、一方では畏怖の存在として語り継がれることになったので、イスカンダルの名で召喚されたのかもしれませんね!

征服王の由来となった東方遠征

それでは、先ほど度々話題に上がる"東方遠征"についてご紹介します。
イスカンダルは、ギリシア(マケドニア)の東方、アケメネス朝ペルシアの支配する広大な地域への大遠征を行いました。
これが、俗にいう"東方遠征"です。
東方遠征を行った理由は、ペルシア戦争の復讐や領土的野心、父の意思を受け継いだなど諸説ありますが、本人は奴隷の境遇にあるアジアの民を解放する戦いであると部下に語っていたらしいです。

ただし、Fate/Zeroで語った東方遠征の理由、いわゆるFate設定では異なります。本人曰く、最果ての海(オケアノス)を目指して遠征をしたとのこと。
古代ギリシアの価値観では、世界(地球)は丸くなく、大陸の周りを海が取り囲み、世界の果ては海と思われていました。その海が「Oceanus(オケアノス)」と言い、「ocean(大洋)」の語源ともなりました。

ちなみに、第三特異点は周囲を海に囲まれた場所が舞台なので、副題にオケアノスが付けられたのだと思われます。この章に、イスカンダルが出てくると思った人も中にはいるでしょう。筆者もその一人です。
※紀元前499年から紀元前449年の三度にわたるギリシアとペルシアによる戦争。
▲第三章の舞台、オケアノス。

東方遠征の何が凄いのか

東方遠征では、前述したように小アジア、エジプトを征服し、ペルシャ帝国を撃破。後に、ソグディアナを征服、そしてインド中央部まで進行しましたが、これは部下の疲弊を理由に、途中で引き返しました。

この覇業を僅か10年の間に成し遂げたことは脅威というほかありません。
ちなみに征服した土地の広さは人類史上歴代2位とされています。

これらの偉業から、ローマ最大の敵・ハンニバルや『FGO』にも実装されているカエサル、「余の辞書に不可能の文字はない」の台詞で知られているナポレオンなど、数多くの人物から英雄と見なされました。
※1位は1,260万平方キロメートルの支配者「チンギス・ハーン」。

ダレイオス三世との因縁

東方遠征の中で一番の戦いは、紀元前550年から続いていたアケメネス朝ペルシアを滅ぼしたことでしょう。この戦いでは、『FGO』で既に実装されているサーヴァントが深く関係しています。
その名は、「ダレイオス三世」です。

ダレイオス三世は、イスカンダルが滅ぼしたアケメネス朝ペルシアの最後の王でした。イッソスの戦い、ガウガメラの戦いでそれぞれ破れ、最後には側近に裏切られ、暗殺されてしまいます。

ダレイオス三世の聖杯への願いが「イスカンダルとの再戦」ということからも、相当根深い因縁がうかがえます。ちなみに、イスカンダルはダレイオス三世の娘と結婚しているので、ダレイオス三世からしたら憎き敵が"義理の息子"になります。

因縁のあるサーヴァント2騎を召喚していると、マイルームで特殊会話が聞けるので、イスカンダルが実装された暁には、ダレイオス三世がどのような反応をするのか必聴。
まあ、彼は狂化しているのでまともに喋れないとは思いますが……。

Fateシリーズでは

次回は、「Fate/Zero」や『Fate/Grand Order』でのイスカンダル、そして少年期のアレキサンダーなどについて紹介!
イスカンダルが実装予定の「Fate/Accel Zero Order」まで、首を長くして待っていましょう!

眼鏡っ娘が主要キャラクターにいるのは良いゲーム、いないのは悪いゲーム。非眼鏡っ娘に脱着可能なゲームならば、神、いわゆるゴッド。

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