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ネッサが作った仮想世界ダイブマシンを使って普段とは違うトレーニングをすることになったD組。
伝説の工作員、日下部麻子の手ほどきを受けるが、アドバイスらしいことは何も言ってくれず…

過去に過酷な経験をした風見雄二も、
養親である日下部麻子が仕事で出かけるときは年相応の顔を見せる。
麻子の帰りを待つ間、寂しそうにしていると必ず愛犬のジョンがそばにいてくれる。

伝説の狙撃手、日下部麻子。
彼女は人混みを嫌い、山梨県の国有林内にある管理小屋で暮らしている。
普段は小屋でビールを飲んでいる彼女も、春は一升瓶を片手に、桜を見ながら日本酒を飲んでいた。
それは死と隣り合わせの仕事をしている彼女のささやかな楽しみ。

疲れてしまうとスイッチを切ったかのように、ストンと眠りに落ちてしまう入巣蒔菜。
童顔のせいもあって、小さな子供のようだが、風見雄二とのトレーニングによってスイッチを切ったかのように眠りに落ちる回数は少しずつ減っていく。
そんな蒔菜の成長を美浜学園の仲間たちは皆、嬉しく思っている。
しかし同時に、少し寂しさも感じている。