レッツ労働
「シミュレーションゲーム」の世界は実に奥が深く、恋愛系や戦争系はもちろんですが、その深淵にはヤギ、トースト、山、岩などになれるシミュレーションゲームさえもあります。
そんな魑魅魍魎のSLG界からぜひ紹介したいのが本作『Construction Simulator(コンストラクションシミュレーター) 2014』です。コンストラクションの名の通り、建設作業をリアルに再現したゲームとなっており、プレイヤーは建設会社の若社長となって自ら現場で作業を行い、少しずつ一流の建設会社へと上り詰めていきます。
どうでしょうこの景色、いかにもシミュレーションゲームといった感じ。この街の様々な場所に重機を走らせる事になります。
安全第一、基本を知ろう。
まずはゲームの基本的説明から。さきほども言いましたが、この世界には休みなどは皆無。仕事をこなし、金を貰い、重機を増やし、さらなる仕事への挑戦権を得ていきます。
▲というわけで、ゲーム画面はこんな感じ。画面下にあるボタンは〔機能変更〕で、運転モードと作業モードを切り替えたり、特殊なアクションに使います。これは重機ごとに様々です。
基本は〔タブレット〕で仕事を受け、仕事に適した重機に〔重機変更〕で乗り換え、現場に直行します。今何をすべきか分からなくなった時は、〔タブレット〕ボタンの右、「?」をタップするとおっさんが出てきて次やるべき事を教えてくれます。
▲〔タブレット〕を開いて、ミッションをタップすると、請負可能な仕事が表示されます。
頼れる我が社の重機たち
本作には14台の重機が登場しますが、最初から持っているのは4台。これらを使って小さな仕事をこなしていきましょう。
ダンプカー
ダンプカーといえば運搬。本作ではコンテナの運搬で役立ちます。
画面下に出る「⇔」ボタンを押すと、運転モードから作業モードに切り替える事ができます。
作業モードでは〔ハンドル〕があった場所に操作スティックがでるので、シリンダーを伸ばし、フックボタンが光ったらタップして連結。後はシリンダーを縮めれば、自然と背負う形になります。
小型ショベルカー
ショベルカーはキャタピラ移動なので、車輪系とは運転方法が異なります。
ハンドルは左右に動かせますが、ショベルカーの場合は上下に動かせるボタンが左右に2つ出てきます。
それを両方上に持っていくと「前進」。両方下に持っていくと「後退」。
右だけ上、左を下にすると「右旋回」。左を上、右を下にすると「左旋回」です。
作業はもちろん掘削。作業モードではショベルのアームとバケット(先端の手首のような部分)を操作し、ゴゴゴゴっと土を掘ってはコンテナに捨てていきます。
小型フラットベッドトラック
平坦な荷台を持つごく普通のトラック。資材などを複数積んで運搬するのが主な役目です。
特にモード切り替えを持たず、「荷台の囲いを開いたり閉めたりする」というアクションしかできません。積載に関してはフォークリフトなどで行う事になります。
フォークリフト
フォークリフトはご存知でしょうが、荷物をパレット(木製の荷役台)ごと持ち上げて、トラック等に積むのが仕事です。
作業モードの区別がなく、運転しながら前方についているフォークを動かせます。
レッツ労働
重機の特徴も知ったところで、早速仕事しましょう。働けーぃ!
▲仕事によっては何個か行程が分かれているものも。ここで気をつけてほしいのは「どこに行って何をするか?」という情報はここでしか見れないという事。「?」は「何をすべきか?」しか教えてくれず、どこで何をするかは教えてくれません。
今回の仕事の第1行程は「ダンプカーで砂利を現場まで運べ」というもの。「移動がめんどくせぇなぁー!」という時は〔タブレット〕のマップから目標地点を選ぶと重機が一瞬で輸送されます。...会社の資金が少し減りますが。
第2フェーズは「トラックで資材を持って来い」です。ここではフォークリフトを使えと書いていますが、ここで我が社の新重機をお見せしましょう!
ジャーン!クレーン付きフラッドベッドトラック「MAN TGS 35.480 4×4BB」です!
その名の通りクレーンがついており、自分で荷物を載せる事が可能です。運搬業務がかなり楽になるので、まず最初はこれの購入をオススメします。
目指せ一流ゼネコン!
重機の作り込みが非常に高く、どうも音も実際の物を使ってるとかいないとか...最初の頃は下積み作業ばかりですが、レベルと資金が上がってくると、市の不動産開発ライセンスをゲットし、高利益な仕事に挑戦できるようになります。
そう、本作は建設作業シムでありながら、建設会社シムでもあるのです!といっても特に経理面の管理などは無く、とにかく身一つで仕事をこなしていくのみです。
物作りの楽しさと重機のロマンが詰まった作品で、お値段も非常に手頃。気になった方はぜひプレイしてみてください!