新シナリオ「逆境転生クロスナイン 十門寺東高校」配信中!
『実況パワフルプロ野球(パワプロアプリ)』にて、本日2020年3月12日(木)より、新シナリオ「逆境転生クロスナイン 十門寺東高校」が配信されました。
本シナリオは、島本和彦先生の原案を基にした完全オリジナルシナリオです。なお、島本先生とのコラボレーションは、2018年3月に人気コミック「逆境ナイン」とのコラボで誕生したシナリオ「全力学園高校」編以来の2回目となっています。
また、本シナリオの配信を記念して、島本先生へのオフィシャルインタビューが公開されています。
ストーリー概要
地区の統廃合計画により廃校の危機に直面した「十門寺東高校」。生徒会長の黒周成穂は廃校を回避するための実績作りを提案。白羽の矢が立ったのは、昔は強豪だったという野球部と、話題作りのために立ち上がった学園アイドル!それぞれ、学校を救うため練習する中、突然の異変が・・・!?漫画家、島本和彦先生原案の新たな逆境ストーリーがここに開幕!
おたのしみポイント
一定期間で切り替わるアイドルフェイズ中は、アイドル部員としてレッスンし、テーマごとのチームアイドルレベルを競う「アイドルバトルステージ」が楽しめます。
また、野球フェイズでは、個々のメンバー同士のアイドルレベルを近づけると「クロス練習」を起こせます。レベルを一致させて大量経験点を狙いましょう。
育成のコツ
一定周期で入れ替わりが発生!
野球部とアイドル部の各部員同士の心が、一定周期で何度も入れ替わります。入れ替わり中はアイドルフェイズとしてアイドル部のレッスンに専念することになり、元の体に戻っているときは野球フェイズとして普段通りの練習ができます。
アイドルタイプとレベルが存在!
各イベキャラには、役割に応じたアイドルタイプとレベルが存在します。タイプは歌唱、演技、ダンス、ビジュアルの4つがあります。
なお、イベキャラ以外のチームメイトや主人公自身は、タイプやレベルを持ちません。
また、アイドルフェイズでは練習に代わってレッスンコマンドが使えます。レッスンをすることで、キャラのレベルが上げや、アイドルハートの付与ができます。
さらに、各アイドルフェイズに1回開催される「アイドルバトルステージ」に入賞すると経験点を得られます。
アイドルと野球の共鳴「パーフェクトクロス」!
アイドルとしての素質が、野球の練習でパルスとなって共鳴します。
野球フェイズでは、同じ練習場所にレベルの近いイベキャラが2人いると、クロス練習となります。なお、レベルが全く同じならスーパークロス、さらにタイプも同じならパーフェクトクロスが発動します。
また、アイドルハートを持っているキャラと練習すると、それを消費して経験点がアップし、クロス練習やスペシャルタッグと重なるとさらにアップします。
キャラクター紹介
アサガミ・キョウスケ
野球部キャプテンで投手。実力はあるが、気が弱く、何事にも流されやすいのが悩み。
オオワダ・ガクト
パワーのある打者だが、こだわりのあるアイドルオタクで、推しアイドルへの情熱がほぼ全ての原動力になっている。
黒周 成穂(くろす なるほ)
常に学校のため、ひとのために行動する十門寺東高校の生徒会長。その熱意が暴走することも・・・。
小井川 乃蒼(こいかわ のあ)
十門寺東高校、生徒会の一員。常に冷静、理論的であり、暴走しがちな成穂のストッパー的存在。
桃坂 陽菜(ももさか ひな)
十門寺東高校、学園アイドル設立の提唱者にして、主要メンバー。しかし、その歌唱力とダンスには課題が多い。
校長
今回の統廃合に心を痛めているが、生徒たちの情熱に希望を託すしかないちょっと情けない校長。
嵐山(あらしやま)
元・十門寺東高校野球部の監督で、黄金時代の立役者。担当の歴史の授業になぞらえて人生訓を説いていた。
「クロスナインキャンペーン」開催中!
新シナリオの配信を記念して、各種キャンペーンが実施されています。
豪華報酬プレゼント!
「十門寺東高校」で、全プレーヤーが甲子園優勝で育成完了した合計回数に応じて、豪華報酬がプレゼントされます。
実施期間
2020年3月12日(木)メンテナンス後~3月26日(木)8:59
報酬配布期間
2020年3月26日(木)メンテナンス後~4月5日(日)13:59
報酬内容
10万回:Rガチャ券×1、ストアメダル×10,000、ゲドーくん像(銅)×1
20万回:Rガチャ券×2、ストアメダル×20,000、ゲドーくん像(銅)×2
40万回:Rガチャ券×3、ストアメダル×30,000、ゲドーくん像(銀)×1
60万回:PRガチャ券×1、ストアメダル×40,000、ゲドーくん像(銀)×2
80万回:SRガチャ券×1、ストアメダル×60,000、ゲドーくん像(金)×1
100万回:SRガチャ券×1、PRガチャ券×1、ストアメダル×70,000、ゲドーくん像(プラチナ)×1
消費SPダウン!
期間中、「十門寺東高校」の消費SPが40から20にダウンします。
実施期間
2020年3月12日(木)メンテナンス終了後~3月26日(木)8:59
「なみきの時限BOXキャンペーン」
期間中にログインすると「まねき猫×99」がプレゼントされます。
実施期間
2020年3月12日(木)メンテナンス終了後~3月26日(木)8:59
島本先生のオフィシャルインタビュー全文公開!
▲漫画家、島本和彦先生(以下、島本先生)
――島本先生とのコラボは、2018年3月に配信された「全力学園高校」編に続き今回が2回目。前回のコラボはいかがでしたか。
島本先生:自分が描いた「逆境ナイン」という漫画が、ゲームになるとどうなるんだろうと。KONAMIさんには、分かりやすくて、感動が伝わる形にシナリオを構成していただいたと思っています。自分の漫画をプレーヤーとして追体験できたので、私自身もプレーしてみて感動しました。
――今回、島本先生原案のシナリオを作るという依頼を受ける決め手を教えてください。
島本先生:「逆境ナイン」のようなタイプのアイデアを出してほしいという、今までに経験のない依頼でした。漫画を描く場合、どのように始めて、読者に向かってどのような展開で、どこまで進むか、ある意味余計なことを考えるのですが、純粋に「逆境ナインのような別の話をアイデア重視で考えてほしい」という非常に面白い提案だったので、是非やってみたいなと思いました。あと、自由な形で考えていいと言われたので、挑戦したい気持ちがすごくわいてきました。
――シナリオの原案はどのように練り上げていきましたか。
島本先生:アイデアがたくさん浮かんできて、色々なことをやりたくなってしまいました。KONAMIの本社に伺った際、スタッフの方に「あれはどうか」「これはどうか」とアイデアをぶつけさせていただいて、その反応をみながら、「これはいけそうだな」、「これはそうでもなさそうだな」とアイデアを練り上げていきました。それで、10連休があったので、この連休で一気に原案を仕上げようと。自分の子供が高校生の時に合宿したホテルがあるのですが、そこを借りて缶詰め状態になって、露天風呂に入りながら、「これだ!」とひらめくこともありました。
男女の心が入れ替わるという設定は、「逆境ナイン」を昔書いた時、女性ファンの方から「今は男らしい男がいない。女性の方がよっぽど男らしい!」という熱いメッセージをいただいたんです。その言葉がずっと頭にあって、「男の肉体の中に、男らしい女性の魂が入る」という設定をいつかやってみたいと思っていたんですよね。野球部員の魂に、女性の魂が、「ちょっとどけ!私に体を使わせろ」と入れ替わり、今までになく、突拍子もないことができるのではと。今まで私たちが抱いている野球のイメージからかけ離れたことをゲームでは実現してくれると考えて原案を作りました。
――漫画とゲームのシナリオ作りで違う点はありますか。
島本先生:ゲームでは、漫画よりも破天荒なことをやってもプレーヤーが受け入れてくれるんじゃないかなと思っています。漫画にすると、私が最後まで責任をもってニュアンスや読んだ時の印象などを決めていきますが、ゲーム作りのプロの方にそういったものを任せて、料理されていくというのが違いでもあり、非常に楽しみな部分ですよね。仕事というか、考えていても楽しいし、すごく面白いイベントですよね。
――シナリオ化されるにあたり期待していることは。
島本先生:私が漫画でいうネームというか下書きをして、セリフがいっぱい入ったものをたくさん書いたのですが、自分でペン入れをしていない状態なので、荒い段階のものをKONAMIさんにお渡ししました。なので、それをどう料理していただけたのか楽しみです。おそらく、そのままではなく、「全力学園高校」の時のように不要な部分は消して、面白い部分はよりパワーアップしていただけたのかなと思っています。
原案に関しては、冒頭は丁寧に描いたのですが、後半はこういうことが起きて、そのあとこうなるという形で提出したので、自分が実際にプレーしてみて、どんな気持ちでラストに向かっていくのか、非常に楽しみです。私のアイデアの中では、ラスト近くには泣けてくるはずなんですよ。グーと込み上げるものがあるはず。だから、最後の試合は泣かずにはいられないはずなんですよね。
――「逆境転生クロスナイン 十門寺東高校」をどのように楽しんでほしいですか。
島本先生:女性が野球をやるという作品はほかにもあるのですが、女性の心だけが男性の体に入って、自由自在に操れるわけです。もはやパイロットですよね。男性の体に入って体を動かすというのが面白いと思いました。ゲームをプレーしていくうちに魂の入れ替わりによって起こる作用を想像しながらプレーすると非常に面白いですよね。男性にも入り込めて、女性にも入り込めて、すごく楽しいことになると思いますね。私が編み出した個性豊かなキャラクターを『パワプロアプリ』に送り込みました。熱いストーリーを展開してくれると思います。
――最後に、最近、島本先生が襲われた逆境はありますか。
島本先生:同人誌即売会というものがあるのですが、私は通常の仕事をしている中で、趣味として同人誌即売会に作品を出しています。事前に余裕をもって少しずつ作るのではなく、私の場合は、その時の「風の力」というか、「こういうものが面白いよ」という「風」を感じながら、それに瞬時に呼応するという制作体制をとっています。
そんな中、1週間後に同人誌即売会を控えているという状況で、「こんな面白いネタが出てきちゃったよ」ということがあったんですよ。印刷屋さんには表紙のカラーを入稿して何千部も刷っているので、落とすわけにはいかないんです。「助けて~」と思いながら描きますよね。この年になったら命がけの作画ですよ。時間がないとはいえ、やっつけではダメですから。このラインは超えないと、という完成度のラインがあるので、毎回命がけ。時間かけて丁寧に作られた作品よりも、同人誌即売会の世界では、その時に吹いている風に乗って、瞬間的に、瞬発的に3日間ぐらいで命を懸けて描いたものをみなさんが求めてくるんです。私はそういう戦いが好きなんです。
島本和彦先生からのメッセージ
島本和彦先生プロフィール
1961年生まれ。北海道池田町出身。大阪芸術大在学中の1982年に「必殺の転校生」で漫画家デビュー。代表作に「炎の転校生」「逆境ナイン」「吼えろペン」など。現在も連載中の自伝的作品「アオイホノオ」が2014年に文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、2015年に小学館漫画賞・日本SF大会星雲賞自由部門を受賞。2019年4月、清掃業の「(株)ダスキン アイビック」(札幌市)、書店などを運営する「(株)アカシヤ」(同)の社長だった父親の跡を継ぎ、社長に就任。
©Kazuhiko Shimamoto