アドベンチャーゲーム『Valiant Hearts:The Great War』は世界大戦を懸命に生きた人々の強さに心震える傑作

第一次世界大戦に翻弄される人々を、様々な視点からコミック調に描いたアドベンチャーゲーム。パズルアクション豊富なステージを紐解き、彼らの顛末を体験しよう。

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posted by Shiki at 2015/04/11 11:00

世界が戦火に包まれても、人々は確かに生きていた

誰もが知る人類史上初の世界的戦争、【第一次世界大戦】
1914年6月に起きたサラエヴォ事件をきっかけに広がったこの戦争は、多くの戦死者、行方不明者を出し、4年後に終結しました。

第一次世界大戦中、人々を繋いだのは「手紙」。本作はその手紙からインスパイアを受け、作られた作品で、ストーリーに沿って様々なキャラクターを操作して進んでいきます。

農場に娘を残し、老体に鞭を打ち戦うフランス軍兵士「エミール」

悲しい過去からドイツを憎み、復讐を誓いフランス外人部隊に入隊したアメリカ人「フレディ」

エミールの娘、《マリー》と結婚したものの、戦争に引き裂かれるドイツ人の若者「カール」

工学技術の権威である《ポール》を父にもつベルギーの従軍看護師「アンナ」

そのほか、頼れる衛生犬「ウォルト」を含め4名と1匹が物語の紡ぎ手となります。

マンガっぽいデザインの戦場を生き延びる

戦争といっても、ゲームはド派手なアクションとかではなく、頭を使うパズル系。

レンガを投げて敵兵の注意を引いてるうちに、はしごを駆け下りたり、キャラクターのフキダシに出てるヒントをよく見て、必要な状況を揃えたりします。

とはいえ、死の危険、ゲームオーバーは大量に仕込んであるので、落ち着いて考えてプレイしましょう。機関銃のリロード中に移動するとかね!

ゲームから実際の歴史も学べる

本作は、第一次世界大戦中の歴史とリンクしてストーリー展開が進んでおり、そのステージで活躍する人や、印象的な部分の資料まで閲覧できます。

例えばフレディが活躍するステージ「マルヌ会戦」では、同会戦の詳しい情報や、フレディにちなみ「フランス軍のアメリカ人」についての情報が見れるようになっています。

これを読む事で、より一層戦争の臨場感や緊迫感が増し、ゲームを深く楽しめます。

気になるストーリーを少しだけご紹介

ゲーム中のグラフィックやこだわった音響も見どころですが、やはり注目してほしいのは彼らのストーリー。今回はその序章を少しだけご紹介します。

1914年から1918年の西部戦線に着目したストーリーですが、始まりは【サラエヴォ事件】。
オーストラリア=ハンガリー皇太子が、民族主義者による銃撃で死亡。

民族問題の裏に見え隠れしていた国々の思惑は一気に加熱し、戦争勃発。フランスも参戦する事に。
フランスで生活するドイツ人には国外退去が命じられ、農村で家族と穏やかに暮らしていたドイツ人の青年「カール」のもとにも、役人がやってくる。
そんな別れからは数日も経たぬうちに、今度はマリーの父である「エミール」がフランス軍へ徴兵。彼はマリーを1人残し、村を後にする・・・
誰もがすぐ終わる戦争だと思い込んでいた。盲目的とも言える騎士道精神と、戦うという事に興奮していた兵士達に突きつけられたのは、工学技術がもたらした殺戮の戦場であった。
エミールの所属する部隊も、ドイツ軍の防衛戦術の前に惨敗。そして・・・
エミールも、敵の銃撃に倒れてしまうその部隊にはなんとカールの姿が・・・
村では、マリーが薄暗いロウソクを頼りに軍からの知らせを読んでいた。

その知らせは「エミールが捕虜になった」というものだった・・・

1章だけ買って気になったら続きを買おう

続き、気になるでしょーぅ?

コミック調の絵柄ではあるものの、その緊迫感は心臓をキュッとさせてくれます。
ここまででも、まだ【エピソード1】の中の1話。【エピソード1】だけが無料ですが、エピソード1は十分すぎるほどゲームのお試しになるし、確実にエピソード2、3にも購入の手が伸びるはずです。

戦争によって繋がっていく数奇な物語を、ぜひその目で確かめて下さい。

Valiant Hearts: The Great War詳細情報

価格 1章無料、全編1,480円
メーカー Ubisoft
ジャンル パズル
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