全世界8000万人が遊ぶ戦車ゲー
『World of Tanks』をご存じでしょうか。本作は戦車に乗り込んで戦っちゃうというともすればニッチ過ぎるゲームです。思えば車、電車、飛行機に乗れるゲームは数あれど、戦車乗りになれるゲームはそうそうなかったのです。結果『World of Tanks』(以下WoT)はPCで発売されるや否やジワジワと人気を獲得していき、現在では全世界8000万人が遊ぶ大人気オンライン戦車ゲームとなりました。
なぜこんなに人気になったのでしょう。理由はとても単純!出来が良くておもしろいからです!なんか戦車って濃いな・・・って思っている方もお手軽なスマホ版がリリースされたこの機会にぜひ遊んでみましょう!
“全世界同時リリース”
その前にモバイル版WoTの特徴をご紹介します。本作は“全世界同時リリース”を実現するため、一からゲームを作り直したそう。PC版とはどう違うのでしょうか。
スマホとは思えない綺麗な3Dグラフィック
元がPCゲームなだけあってスマホ版のグラフィックは気になるところ。スペックの問題ですこし物足りなくなってしまうことが多いのですが・・・。
しかし本作は本家に負けず劣らずスマホゲー最高峰のグラフィックを実現し、本家に肉薄しています。これはすごい。
自分の戦車の挙動はもちろん、フィールドオブジェクト、さらには戦車戦闘を左右する遠景の描写もすごい!
しかしそのぶんデータ容量が800MBと結構大容量なので初プレイ時はWi-Fi経由でダウンロードをおすすめします。
ラグのない“サクサク”リアルタイムオンライン対戦
本作にはシングルモードはなく、全て1チーム7人、7vs7の最大14人オンライン対戦になります。全てがオンライン対戦だとマッチングの不具合、ラグなどが懸念されますが・・・。どうなんでしょう。
しかし!Wi-Fi,4G LTEに関わらず、サクサクマッチングされるのが本作のすごいところ。マッチングはレベルが近いプレイヤーとほぼ瞬時に、待たされても2〜3秒で完了します。さらにラグは全くありません!私のiPhone5ではFPS(フレームパーセカンド:1秒間に何回画面を書き換えることができるかを表す指標。数値が高い方が滑らかな表示になる)はほぼ60をキープし、戦闘が激しい場面でも30を下回ることはありませんでした。これはすごい。
▲接続を試した環境 (左)Wi-Fi接続 (右)4G LTE接続
タッチパネルで『WoT』
グラフィックが良くてラグがなくてサクサクだなんてもうやるっきゃないでしょっ!
ということで早速遊んでいきましょう。
ストレスレスな操作感
ゲームプレイもタッチパネルに最適化されています。カメラは右親指、移動は左親指でバーチャルパッドを使用し操作します。
もちろん慣れは必要ですが、視点と砲身の動きが追従し、さらに敵戦車が現れるとオートエイム機能が働くため、自分が思った動きが出来ないためにやられてしまうストレスは少ないです。
やられてからもサックサク
全てがサクサクな本作ですが、実はやられてしまってからもサックサクです。チームプレイのオンラインゲームでは自分がやられてしまってもその試合が終わるまで見届けなければいけないことがしばしばあります。これってあまりおもしろくはありませんよね。しかし本作ではPC版『WoT』と同様、自機が大破した場合、大破した機体を使うことが出来ないというプチペナルティはありますが、試合結果を待たずに次のゲームに向かうことが出来ます。
▲ガレージに戻れば間髪あけずに次のゲームをプレイできる。
様々な強化要素
そして、戦闘を終え経験値を稼ぐと様々なアップグレードを入手出来ます。各国の戦車の購入はもちろん、主砲の口径、エンジン、サスペンションまで多種多様な拡張パーツが用意されており、そのほとんどが通常戦闘によって獲得できる経験値で解放出来るため、戦闘→アップグレード→戦闘...と全てがサクサクな循環で進んでいきます。
▲現在『WoTB』で選択可能なのはアメリカ、ソ連、ドイツの3国の戦車のみ。PC版ではフランス、イギリス、中国、日本の戦車が使用可能なのでアップデートに期待。
全てが驚異のサクサク加減で進む本作『World of Tanks Blitz』。戦車ゲームというマニアックさに敬遠されていた方もこの機会にプレイされてはいかがでしょう?気になった方はぜひ!