【CBTレビュー】『ゼノンザード』- AIのサポートで強くなれる!熟練カードゲーマーから初心者全てにおすすめできる新作デジタルカードゲームをレビュー

CBTが実施中の『ゼノンザード』を、2019年夏の正式配信に先駆けてご紹介。最新デジタルカードゲーム『ゼノンザード』の面白いところやおすすめポイントをチェックしましょう。

※本ページはプロモーションが含まれています

posted by Miyazaki at 2019/05/11 00:00

AIカードダスのデジタルカードゲーム『ゼノンザード』をレビュー

2019年夏に新たなデジタルカードゲーム『ゼノンザード』が配信予定となっています。

本作は、将棋や囲碁のAIで実績のあるHEROZ株式会社の開発したカードゲーム専用AIが搭載されており、AIの助言を受けながら戦ったり、自己学習でAIを育てながらカードゲームを楽しめるというのが特徴です。

本記事では、CBTの情報をもとにそんな未来感のあるカードゲーム『ゼノンザード』をレビューしていきます。

『ゼノンザード』の概要・おすすめポイント

AIがすごい!

大抵のゲームにおいて、CPU(コンピューター操作)の対戦相手というのは慣れた人間のプレイヤーのような複雑な思考はできず、あまり強くないというのがほとんどだと思います。

アクションやシューティングなど複雑な操作が求められるゲームはCPUに分がありますが、思考が大事なゲームとなると、CPUは決まった単調な動きしかできなかったり、人間より有利な条件でスタートすることによってバランスが成り立っているということも多いでしょう。

しかしながら、『ゼノンザード』のAIはかなり強力

カードゲームというカードの組み合わせが複雑な分野において、強力なAIというのは非常に革新的といえます。

6体のコードマンからパートナーを選べる!

パートナーとなるAIは、コードマンと呼ばれる『ゼノンザード』の世界で特別な存在である各分野の専門AIの6体から選びます※。
※CBT現在

チュートリアル時にいくつかの心理テストのようなものがあり、その回答によってそれぞれAIとの適合率を教えてくれますので、参考にしてみましょう。

ちなみに筆者は警官AI「アッシュ・クロード」が適合率100%で、ニートAI「ヒナリア・ダーケンド」が最低の8%でした。
なんとなく対象的な2人ですが、真面目そうなAIと相性が良いということでしょうか?

自由度と戦略性が高い。しかし難し過ぎない!

詳しいシステムは後述しますが、『ゼノンザード』は紙のカードゲームとしても展開されており、デジタルカードゲームとして考えると自由度や戦略性が高い一方で、あまりカードゲーム慣れしていない人から見ると、やや複雑な印象を受けるかもしれません。

しかしながら、『ゼノンザード』は対戦中であっても、その強力なAIが逐一助言をしてくれますので、はじめての人でも“勝てる動き”が可能です。

この助言も、ただ可能な行動を示すだけではなく、その場で最適なカードを教えてくれますし、あえて何もしないといった、待ちの選択を提示してくれることもあります。

『ゼノンザード』のシステム

ざっくりとしたシステムは、ターンを交互に繰り返し、マナコストを払ってフィールドにミニオンを召喚して、攻撃で相手のライフを0にしたら勝ちというものです。

詳しいルールは公式サイトにマニュアルが掲載されていますので、本記事では特徴的な部分・おすすめポイントをかいつまんで紹介します。

色マナがある

『ゼノンザード』で、カードの使用に必要なコストであるマナは、毎ターン無条件にセットできる無色マナと、主に手札からセットする色マナの2種類

完全に無色のカードも多数ありますが、ほとんどのカードは1つ以上の色マナが必要です。

基本的には全てのカードをデッキに使うことができますが、複数の色を組み合わせると安定感が落ちたり、単色デッキでは使えるカードが限られてしまうという、適度な縛り要素と自由感があります。

ミニオンがマナとフィールドを行き来できる

かなり個性的なルールがこれで、色マナとしてセットしたカードを後にユニットとしてフィールドに展開したり、召喚したユニットをマナとして利用し、次のターン以降につなげることができます。

これによって、どんなデッキであっても序盤に動きが生まれますし、残すか次に繋げるかの駆け引きがあるのが面白いところ。

マナ専用のカードがあるゲームというのは、どうしてもそれを引きすぎてしまったり、逆に全く手札に引けなかったことによる“事故”というものがシステム上避けられませんが、『ゼノンザード』はそのあたりの欠点を上手く払拭しつつも、戦略性の高いルールにまとまっているのは、カードゲーム経験者として感服の限りです。

相手ターンに動けるカードがある

アタックタイミング限定ですが、相手ターンであっても手札から使えるカードがあります。

これによって、相手ターンのマナを警戒する必要が出てきますし、自分もマナを残しておくという駆け引きが生まれます。

筆者は相手の妨害が大好きなので、相手ターンにユニットを召喚したり除去カードが使えるというのは非常に魅力的です。

フォースで戦略が広がる

最後になりましたが、一見して最も特徴的なシステムがフォースです。

各デッキ毎に2つのフォースを設定でき、それぞれが何らかの有利な効果を発動してくれます。

また、フォースにはライフがあり、0になると破壊されてしまうので、これも直接プレイヤーを狙うか、フォースから剥がしていくかといった駆け引きが生まれるポイントです。

なお、どのフォースも非常に強力なので、デッキ構築にもかなり影響します。

総評

『ゼノンザード』は高度なAIが助言してくれ、また、強力な敵にもなるカードゲームです。

デジタルカードゲームとしては情報量の多いゲームと感じますが、このAIによってユーザーの実力をボトムアップてくれることから、初心者からコアなカードゲーマーまで楽しめるゲームになっていると思います。

またAIの凄さ以外にも、おなじみの分解生成機能があったり、戦績の分析やリプレイ機能など、デジタルカードゲームとして基本的なところも充実していますので、気になった方は是非プレイしてみてください。

ZENONZARD(ゼノンザード)詳細情報

価格 無料
メーカー BANDAI CO.,LTD.
ジャンル カード
©BANDAI・STRAIGHT EDGE