今作は、幻想的な夜の世界を舞台にしたフライトアクションです。
今回、特に注目して欲しい点は「美しいグラフィック」。雲をすり抜けるところとか、場面展開のギミックがいちいち素晴らしいです。個人的な感想を言えば、某テーマパークのアトラクションに乗っているような感覚に…。それくらいファンタジックな世界がそこにはありました。そこに弓を使ったシューティング要素が加わり、唯一無二の世界観を纏ったゲームになっています。
幻想的な世界の多彩なステージを見よ
実際にプレイする前は、全ステージが「夜空」を舞台に、見た目的にはそこまで代わり映えしないステージがずっと続くのかなと思っていましたが、良い意味で裏切られました。
やってみるとステージにはいくつかのバリエーションが用意されていて、どのステージも比べられないくらい幻想的。思わず見入ってしまって、敵の攻撃を食らっちゃうなんてことも最初のうちはあるかもしれません。…ていうか、僕はありました。ありまくりでした。
世界観を損なわない上品なシューテング
もう一つの特徴である「ゲームシステム」の部分について触れてみたいと思います。
ジャンル的には「シューティング」に当てはまると思いますが、何となく「シューティング」と言ってイメージするのは、昨今の流行りでもあるド派手な演出に「どどどどど!」ってな感じのアレ。一応、言っておきます。今作はそういうやつでは一切ないです。そんなことしちゃったら、世界観がもうなんか勿体無いことになっちゃいます。
今作では、『エイミー・ザ・スターリー・アーチャー 』というタイトルから想像できる通り、「弓」を使って敵を仕留めます。弓の放ち方は、「弓のマークをタッチ」→ 「標的までスライド」→ 「指を離す」という一連の動作です。
つまり、こういったシステムで弓を一発ずつ丁寧に放つことで、世界観を損なわず、美しさの中に上手くゲーム性をもたせているというわけですね…。うん、多分、そういうことなんです。そうですよね、開発者さーん!
3つの星が出来栄えを評価
一つ一つのステージクリアはおそらく簡単です。しかしステージクリアの出来栄えは、スコアに応じての三段階評価。正直、初見で星3を獲得するのは、かなり至難の業と言えるでしょう。
というのも、敵を倒すのには「タイミング」が重要な鍵になります。
例えばこのステージ。
すげぇ真っ暗!
これではどこに敵がいるのか分かりません。
あ、いた。
どうやらこのステージ、タッチした部分が照らされる仕組みのようです。
このように初見では、どこに敵が出てきて、どこに消えていくのか、その「タイミング」を知る必要があり、それを覚えないと高スコアを出すのは少し難しいです。世界観を全面的に押し出すゲームではありますが、難易度もそれなり…。やってみるとムキになって、何回も挑戦してしまいました。
幻想的でファンタジックな世界が好きな人、ひと味違うシューティングがやりたいという人、どちらも楽しめちゃう作品だと思いますので、気になる方はぜひダウンロードして遊んでみてください!