ドラクエキャラがDCGで蘇る!
日本を代表するRPG「ドラゴンクエスト」がデジタルカードゲーム(DCG)となり、スマホアプリ『ドラゴンクエストライバルズ(DQライバルズ)』として爆誕!
そんな、ドラクエファン待望のアプリ『DQライバルズ』ですが、正式リリースに先駆け、6月9日(金)よりクローズドβテスト(CBT)を実施中です。
今回は、CBTのレビューとして、『DQライバルズ』の基本的な遊び方や特徴、ドラクエやDCGファンは楽しめるのかどうかを紹介していきます。
基本的なルール
まずは、『DQライバルズ』の基本的な遊び方(ルール)を紹介していきます。
勝敗の付け方 | 初期値25のHPを0にした方が勝ち |
デッキ枚数 | 1デッキ30枚 |
カード使用制限 | 同じカードは2枚まで。なお、レジェンドは1枚まで |
カードの出し方 | 毎ターン+1されるMP(上限10)をカード分消費 |
攻撃の仕方 | 場に出たカード(ユニット)やリーダー(分身)が相手を選択して攻撃 |
さらっと単語を出しましたが、「MP」というのはコストのことですね。
初期値1から2ターン目はMP2、3ターン目はMP3と、毎ターン1ずつ上限が増加し、ターン毎に上限が増加したMPをやりくりしてゲームを進めていきます。
この辺りは、昨今のカードゲームをプレイしているなら、スルッと入り込むことのできるルールかと思います。それでは、次に『DQライバルズ』ならではのルールを紹介していきます。
『DQライバルズ』ならではのルール
6つのマス目
大半のカードゲームはカードを出す場合、横1列に展開しますが、『DQライバルズ』では、2列×3段=合計6マスで構成された"場"にカード(ユニット)を出します。カードを場に出すことを「召喚」と言い、1つのマスにはユニット1体しか召喚できません。
このマス目が本作の肝。
ゲームはリーダー(自分の分身)のHPが25になったら敗北ですが、ユニットをどこに召喚するかが勝敗の鍵を握ります。そのシステムが「ブロック」と「ウォール」です。
後ろのユニットを守る「ブロック」
ユニットには様々な効果を持つものもありますが、場に長く残ることで効果を発揮するものもあります。ただし、そのようなユニットはえてして破壊されやすく、ターンを重ねて効果を発揮することは、相手が許してくれません。
そんな時は、「ブロック」を活用!
同じ段にユニットを2体配置することで、相手は後ろのユニットを攻撃対象として選べない=守ることができます。
リーダーを守る「ウォール」
「ブロック」は後ろのユニットを守るものですが、リーダーを守るのが「ウォール」というシステムです。全ての段にユニットを1体以上配置することで、相手はリーダーを攻撃対象として選べなくなります。
闇雲にユニットを配置するのではなく、「ブロック」や「ウォール」を発生させることで、ゲームを有利に進めることができます。
リーダーが行動
『DQライバルズ』のリーダーは、ダメージを負うだけのお飾りではありません。
「特技カード」や「武器カード」を使うことで、自ら行動することができるのです。
『DQヒーローズ』には、大まかに分けて3種類のカードがあります。
▲左からユニット/特技/武器
ユニットカード | モンスターや冒険者(キャラクター)を場に召喚するカード |
特技カード | 使用したタイミングで効果が発動するカード |
武器カード | リーダーに武器を装備させることができるカード 武器を装備するとリーダー自らが攻撃できるようになる。 |
ユニットのみではなく、時にはリーダーの行動がゲームの勝敗を左右することもあるので、リーダーが何をできるのか、各"職業"の特色を知っておくことが重要です。
テンション
「ドラゴンクエスト8」から搭載された「テンション」システムは、『DQライバルズ』でも健在!
各リーダーは、ターン中にMPを1消費することで、テンションを1段階アップすることができます。そして、3段階たまると、リーダーに応じた「テンションスキル(能力)」を、なんとMP0で発動することが可能に!
▲テリー(戦士)のテンションスキルは、攻撃力+3と貫通を得る効果。
「テンションスキル」単体では、戦況をひっくり返すほどの効果はないですが、カードと組み合わせることで、その効果は倍増!
中には、テンションが3段階の時に始めて使用できる強力なカードもあるので、テンションの貯め方や使用タイミングも勝敗を決める上で重要な要素となっています。
▲テンション3段階+必殺技カードの組み合わせでデスピサロに!?
"ドラクエ好き"にささる要素
ここまで、『DQライバルズ』ならではのルールを紹介してきました。では"ドラクエらしさ"はどこにあるのでしょう。次は"ドラクエ好き"にささる要素をピックアップ!
歴代キャラクターが参戦!
各リーダー(職業)によって特色があると前述しましたが、そのリーダーは歴代シリーズのキャラクターが担っており、なんとフルボイス!
各職業の特徴は以下のようになっています。
職業 | キャラクター | 特徴 |
戦士 | テリー | 武器カードを使って、テリー自身が攻撃するのが得意 |
魔法使い | ゼシカ | 強力な特技カードで、相手を選ばず大ダメージを与えることが可能 |
武闘家 | アリーナ | 連続してカードを使うことで、威力の上がるコンボ能力が特徴 |
僧侶 | ククール | 傷ついた味方ユニットのHPを回復しながら戦うことができる |
商人 | トルネコ | 手札の枚数が多い時に効果が強力になるカードを持つ |
占い師 | ミネア | 2つの効果のどちらかが発動する「占い」効果を持つカードを使う |
魔剣士 | ピサロ | MPを増加させるカードを持ち、強力なカードをいち早く使える |
CBTでは上記7つの職業が実装されていますが、歴代シリーズのキャラクターはまだまだたくさんいるので、正式リリース以降のアップデートも楽しみですね。
カードの種類
ルールを紹介した項目で、3つのカード種類をお伝えしましたが、まさにそのカードがドラクエ好きにささる要素です。
ユニットカードには、シリーズに登場したモンスターやボスキャラ、そして道中仲間になるキャラクターが登場!
そして、特技カードでは、その名の通り特技や呪文を使うことができ、武器カードには「はがねのつるぎ」や「きせきのつるぎ」など、お馴染みの武器が勢揃い。
カードを揃えるコレクター欲も唆られますよ!
BGMと演出
随所にドラクエのBGMが流れるのはもちろん、ボスキャラなど専用BGMがあるユニットが場に召喚された時は、昔懐かしい専用BGMに早変わり!
ド迫力の3D演出も相まって、当時の記憶が蘇ることでしょう。
ドラクエ×DCGの融合作品!
というわけで、DCG好きとドラクエ好き双方に刺さりそうなスマートフォン向けアプリ『DQライバルズ』のCBT版をご紹介しました。
ドラクエ好きに刺さりそうな内容の比重が多かったかもしれませんが、DCGとしての完成度も高く、不要なカードを分解して、欲しいカードを作る錬金要素や対人戦、トレーニングやAI戦など強くなるシステムが盛りだくさん!
▲カードパック開封も醍醐味の一つ!
CBT版ではまだ遊ぶことができませんでしたが、闘技場やギルド、観戦など仲間内で楽しめそうな要素も実装されそうで、今から正式リリースが楽しみでしょうがありません。
前述したように、DCGとドラクエ好き双方が満足行くゲームとなっているので、気になった人は、正式リリースを一緒に待ちましょう!