ゲームロフトらしさ全開
「ゲームロフト株式会社」と言えば、「モダンコンバット」シリーズや「アスファルト」シリーズで知られるスマホゲーム会社。どのゲームでもスマホとは思えない高画質を追求しており、それを活かした演出と非常に高い作りこみで世界的に高い評価を得ています。
そんなゲームロフトが「E3」にて公開した新作『フォートレスブレイブ』を今回はご紹介!
ゲームは戦略ストラテジー、世に言うクラクラ系なんですが「ゲームロフトが本気で作ったクラクラ」という感じで、他の追随を許さない最高の出来になっています!
物語の舞台は、絶大な魔力を誇る女王「クイーン・ノア」によって支配されつつある広大な大陸。抵抗軍はなんとかクイーン・ノア軍の侵攻を一進一退で食い止めているといった感じで、戦争は絶え間なく続いていました。
そんな中、とある戦場で指揮官が戦死。その場にいたプレイヤーがなし崩しに指揮を執る事になるのですが、それこそが大陸の運命を懸けた決戦への一歩となっていきます・・・!
数は兵士で、質は英雄で補え!
戦争パートでは自身の兵士と英雄に指示を出して、敵の施設を破壊していきます。
操作は兵士をタップしたまま攻撃させたい施設へとドラッグするだけ。指を離すとその施設を目指して動き始めます。この時、いずれかの兵士を3秒間長押しすると「全体命令」となり、兵士全員に攻撃指示を出すことが出来ます。
本作は基本的に「兵士への指示は1回のみ」となっており、後述する魔法カードを使わない限り、兵士に2回目の移動指示を出すことはできません。
そして、兵士達の間にいる明らかに強そうな男が「英雄」と呼ばれるユニットです。参加させられるのは1人だけですが、体力も高く、特殊スキルを持っているので、まさに一騎当千の人材と言えます。
英雄だけは何度も移動指示が出せるので、必要な場所に適宜移動させましょう。まぁ言わばプレイアブルキャラクターですね。
今のところ英雄は3人しかおらず、内2人はストーリーをクリアしないと使えないので、最初の頃は「騎士テラン」一択となるでしょう。
彼は広範囲を薙ぎ払う「ワールウインド」と、突進して一気に距離を詰める&スタンを与える「チャージ」というスキルを持っており、非常に万能型。なんとも頼もしいですね。
戦局を変える「魔法」の一手
プレイヤーは移動指示だけでなく、もって来た〔魔法カード〕を使って戦闘を支援してあげることができます。この〔魔法カード〕の効果がかなり豊富で、ダメージ系はもちろん、移動系や状態異常系、回復、防御系など多岐に渡っており、使い方次第でかなり有利に戦う事ができます。例えば・・・
周囲一帯に矢の雨を降らせる「アローバースト」や、岩を投擲する「ストーンボンバー」は施設にダメージを与え壊しやすくしますし、
全員がバラバラに攻撃しちゃってる時は、「ファーストコマンド」で一箇所に集めて集中攻撃を与える事も可能です。
手ごわい相手はドラゴンの炎で滅ぼしましょう。フハハもっと燃えるがいいや!
〔魔法カード〕は使ったらなくなってしまいますが、「カードメーカー」という施設で製作可能なので、よほど貴重なカードでない限りは毎回使っても大丈夫でしょう。
自軍拠点を育てて、無敵の城にしよう
戦いから帰ったら今度は内政パート。美しく描かれた自軍拠点を堅牢な城へと育て、他プレイヤーの襲撃に備えましょう。
どうでしょう、この景色。最大までカメラを引くとこんな感じでして、右の岩肌にあるのが兵士、英雄の待機所。中央がプレイヤーがいじれる土地となっています。
建てられる施設は大きく分けて、【防衛】・【経済】・【スペシャル】の3つ。
【防衛】とは、もちろん防衛施設の事で、弓矢塔や迫撃砲といったお馴染みの施設を建設できます。城レベルの上昇とともに開放されるものばかりなので、城レベルの上昇を目指しましょう。
【経済】は生産資源系で、「お金」「木材」「鉄鉱」「石材」を管理します。とはいったものの、「鉄鉱」と「石材」はこれまた城レベルの上昇とともに解放されるもので、最初から管理できるのは「お金」と「木材」のみとなっています。
木材は施設の建設に使われ、お金は主に兵士、戦争関連で消費されます。
最初は木材不足になると思うので、周りの木を伐採して補充しましょう。
【スペシャル】はさきほどの「カードメーカー」や「兵舎」、「工房」など1個しか作れない特殊施設のカテゴリです。
「兵舎」は新たな種類の兵士を解放するために必要ですし、「工房」は兵士たちや防衛施設の強化を担う施設なので、かなり重要です。この2つはちょくちょく上げておきたいですね。
敵は外からやってくる、外界に目を向けよう。
内政が終わったら、再び戦いの地へ・・・。マップには様々な戦場が待っています。
ストーリーや他プレイヤーの拠点といった激しい戦場はもちろん、資源が手に入る「裏切り者」の住処や「チャレンジ」といった若干ボーナスステージっぽい戦場まで大量に用意されており、戦えば戦うほど次の戦いがやってきます。
資源がないからと寝て待っていては、時間が与える発展しか得られません。資源がないなら奪いに行きましょう。気にする必要はありません、だってそういうゲームだから!
細かい演出がゲームを盛り上げる
画像だけだと分かりづらいですが、ゲーム内にはいたるところに細やかな演出が施されており、施設で小さい人が仕事していたり、貯蔵庫がいっぱいになると、お金が溢れかえっていたりとか、ストラテジーで重要な「見ていて楽しい」という要素がふんだんに盛り込まれています。
バトルも〔魔法カード〕のおかげで、ただ剣を振るだけの脳筋兵士たちに戦術を授ける事ができます。英雄の数が若干残念ですが、まぁ戦いは兵士が作るもんですからね。
非常にとっつきやすく、分かりやすいゲームとなっているのでぜひプレイしてみてください!