『Lost Archive -ロストアーカイブ-(ロスアカ)』レビュー
今回レビューする『Lost Archive -ロストアーカイブ-(ロスアカ)』は、知る人ぞ知る、いわゆる隠れた名作だと思っています。
どんなゲームでも必ずファンがいるものかと思いますが、対戦相手が必要なカードゲームジャンルにおいては、隠れた名作では困ります。そもそもが若干難しい人を選ぶジャンルということもあるかもしれませんが、プロモーションの少ないカードゲームアプリが結構多いのは悲しいことです。
そこで、布教の意味を込め、筆者が最近はじめた『ロスアカ』の魅力を伝えていきたいと思います。
『Lost Archive -ロストアーカイブ-(ロスアカ)』のざっくりとしたルール説明
基本は馴染みやすい位置関係が大事なカードゲーム
『Lost Archive -ロストアーカイブ-(ロスアカ)』はターン制。コストと攻撃力に体力などは、よく見るであろう数字やスタッツのシステムです。
特徴的なのは六角形のフィールドですが、召喚位置に制限はなく、隣接した相手のみ攻撃可能(能力によって例外あり)、攻撃すれば殴り返しもあります。
また、いわゆる召喚酔いのルールですが、召喚ターンにミニオンへは攻撃可能、プレイヤーには攻撃不可です。ライフは10点となります。
ここまでは盤面が広がった以外、カードゲームファンであれば馴染みやすいルールの延長ではないかと思います。
全員共通のスキル「結信」「挟撃」がバトルのキモ
ここが最も特徴的なポイントかと思いますが、どのミニオンも縦か斜め(盤面の形的に横はありません)に並べることで、最後に召喚された一体が+1/+1の強化を受けます(結信)。
また、相手ミニオンを自分のミニオンで挟むように召喚することで、挟んだミニオンに2ダメージを与えます(挟撃)。
基本的には、この自分は並べつつ相手に挟まれないように立ち回るのが『ロスアカ』のキモと言えるでしょう。ちなみに、プレイヤー(いわゆる顔、フェイス)も結信、挟撃の起点になります。
▲状況によってが結信、挟撃が同時に、あるいは二重に発動することもある。ということは、どんな弱いミニオンであってもたくさん並べておくことでバトルは有利になる
1回だけ使える奥義で一発逆転
バトル開始時に、一度だけ使える奥義を選びます。
非常に興味深いのは、これが色やデッキごとに決まっているわけではないという点です。
デッキによって、能力の格差が生まれることはありませんし、戦略の幅も広がります。
例えば、上画像の2つは全体強化、全体ダメージというまさに切り札になる奥義です。
『Lost Archive -ロストアーカイブ-(ロスアカ)』の面白いポイントまとめ
目新しさが有りながらも馴染みやすいく奥深い
”位置関係が大事なカードゲーム”という説明も、昨今においてはさほど珍しくもないジャンルになったかと思いますが、あえて言うならば、本作はシミュレーションRPGではなく、ボードゲームに近いのが魅力だと思います。
主観的ではありますが、多くの場合スタッツの大小よりも盤面の取り合いが大事、ただし並べるだけでは無いというのが深みがあり、カードゲームとしてのツボを押さえていると感じます。
若干難しく思う人もいるかも知れませんが、攻撃されやすい位置、攻撃しやすい位置がわかれば、徐々に慣れていけるでしょう。
例えば、上画像の自分側の外周であれば、こちらは結信、挟撃が狙いやすく、相手が手を出しにくい位置なので、ここからじわじわ広げていくと攻めやすいと思います。
カードが集めやすい
今の所※はカードが3色しかなく、カードプールはそこまで多くありません。
※2019年10月現在
また、引き直しガチャがあったり、ログインボーナスと事前登録報酬でレジェンダリーカードも貰える、初心者ミッショなどで大量のゴールドとカードクラフト用のアイテムがもらえるなど、非常にカードが集めやすい環境になっていると思います。
始めた時期によりますが、ソロモードやランク下位でゲームに慣れているうちにすぐデッキ1つが作れますし、熱心にプレイしていれば2個目も無理なく手を出せることでしょう。
クリエイター・声優陣が豪華
直接ゲームバランスやシステムとは関係ないですが、いろいろなところが結構豪華です。
画像ではわかりにくいですが、ミニオンは対戦中にヌルヌル動きます。
『Lost Archive -ロストアーカイブ-(ロスアカ)』のデッキ紹介
最後に、筆者の最近作ったデッキをご紹介します。
配布カードでもある「幻創のヴァレリ」と第一弾のカードを使ったデッキなので、『ロスアカ』を始めたばかりの初心者でも作りやすいと思います。
デッキの回し方としては、移動能力で結信、挟撃をガンガン狙っていきます。基本はアドバンテージを意識して守りつつ、最後は「テレポート」や移動能力に奥義の攻撃力アップを組み合わせてフィニッシュです。