冒険の舞台はスマホの中へ...
かつて、プレイステーション2で人気を博したRPG「メタルサーガ」の冒険が、今度はスマホゲーム『メタルサーガ 〜荒野の方舟〜』となって帰ってきました!
本作は、メタルサーガ特有の"重厚でコミカル"な世界観や、自由度の高いRPGシステムを盛り込んでおり、スマホゲームなんですが、買い切りの家庭用ソフトと遜色ないゲーム体験ができます。スタミナ制度もないので、時間が許す限りの冒険が可能です。
シリーズ作品をプレイしたことある方はお察しでしょうが、本作の世界でも秩序は皆無。
プレイヤーは、モンスターやAI兵器、荒くれ者たちが跳梁跋扈する荒野の中で、懸賞金がかけられた凶悪な敵"賞金首"を狩り続けるハンターとなって、戦いを繰り広げることとなります。さぁワイルドで刺激的なハンター稼業の幕開けです!
キャラクター作りで、職業と見た目を決めよう
というわけで、まずはキャラクターを製作しましょう。
本作では自キャラ3人+ヘルパー1人(他プレイヤーキャラ)の最大4名を冒険に連れて行くことができます。作れるキャラクターには限りがあるので、まずは3人だけ作ってみましょう。
製作時は、職業を決めた後に性別・髪型・表情などを決めていきます。今のところ職業は...
・バランスタイプで使いやすい「ハンター」
・体力や攻撃力が高めの「ソルジャー」
・戦車を修理できる「メカニック」
・ゴールドや素材の入手に役立つ「トレーダー」
・指示できないものの、能力が高い「アニマル」
の5つ。もちろん、各職業によって覚えるスキルや、伸びるステータスは変わります。
"ランドシップ"内で出撃準備を
ハンター達は、巨大な陸上船「ランドシップ」で移動しつつ賞金首と戦っています。
「ランドシップ」内には、兵器開発・強化などを行う「ガレージ」や、アイテムの購入・売却が行える「ショップ」、食事でバフが付与できる「酒場」など、様々な施設が用意されており、戦闘の準備はもちろん、キャラクターから話を聞くこともできます。
中でも、一番重要なのが「ハンターオフィス」。ここではクエストの受注から報告、賞金首やモンスターの情報確認などができます。
本作はステージのクリアが目的ではなく、あくまでも自分で目的を決めて、自分で探索する必要があるため、最初はクエストを"目的"としてプレイしていきましょう。
クエストを受注してから出撃。これがハンターの基本となります。
無法の地を武力で進め!
準備ができたら、「ワールドマップ」より外の世界に出撃です!行きたいところをタップすれば、そこへ移動します。ダンジョンはもちろん、通路に留まることも可能です。
しかし、移動を行うと上に出ている"心電図のようなメーター"が小刻みになり、最終的には戦闘が発生します。周囲に高難易度ダンジョンがひしめく一帯では、道に出てくる敵も強くなるので気をつけましょう。最初のうちは、「南の草原」や「アマモ跡地」などの"RANK1"を探索しつつ、レベルアップを目指すのがオススメです。
ダンジョンに入った後は、"ドラム缶パッド"を任意の方向に倒して移動します。自分を中心に出ている光の輪は「地雷探知機」の範囲を表しており、何か埋没品やお宝が範囲内にあると、教えてくれます。
そして、ダンジョン内でも上のメーターが小刻みになると、戦闘が発生します。
戦闘では、「攻撃」「スキル」「ガード」「アイテム」「逃亡」といった5つのボタンで、キャラクターの指示を出します。また、「攻撃」を長押しするとオートバトルモードに切り替わります。
さらに、敵をタップすることで攻撃対象を変えることができるほか、使用武器をタップすれば、武器を変更することもできます。基本的には、戦車も人も兵器を3つまで所持できるので、敵にあわせて様々な攻撃手段で対応していきましょう。
クエストを達成した場合や、もう戦闘続行は厳しいと感じた際は、右上の「DOG SYSTEM」で、瞬時にランドシップに戻れます。
戻ったらクエストを報告して他のクエストを受注するも良し、稼いだお金で装備を買うも良し。準備が整ったら、次の成果を求めて出撃しましょう!
重厚なゲーム性に熱中すること間違いなし!
記憶を掘り起こすような懐かしさが特徴ですが、決して古臭いわけではなく、現代スマホゲームとしてしっかり調整されているので、シリーズを知らない若手ハンターの方でも楽しめるかと思います。
サクサクとした従来の手軽さよりはRPGとしてのやり込み感を重視しており、モンスターの出現地域から賞金首がいるダンジョンを考えたり、素材から装備を作ったり、遠くのベースキャンプにアイテムを買いに行ったりと、やれることは多く、そのほとんどを自分の意思でいつでも行えます。
まさに、家庭用機の移植みたいなクオリティを持つ本作。「こういうのがやりたかったんだよ!」という骨太メタル野郎の皆様に、ぜひプレイしていただきたい一作となっています!