「坂本龍馬」について調べてみました。
去る2016年7月27日(水)、『モンスト』で絶大な人気を誇るキャラクター「坂本龍馬」が、待望の獣神化が可能になりました!
龍馬は初登場以来、多くのストライカーたちに愛され続けているキャラクター。
神化&獣神化龍馬が持つAGB+木属性キラーのアビリティセットは貫通タイプとの相性も抜群で、敵が木属性メインのクエストはもちろん、クシナダやシャンバラといった超絶・爆絶クエストでも大活躍!
アニメ版『モンスト』でも、主人公である「焔レン」のエースモンスターとして登場し、アニメ内で獣神化の発表があったりと、龍馬の人気は数多く存在する『モンスト』キャラの中でもトップクラスなのです。
今回は、『モンスト』の龍馬の元となっている偉人「坂本龍馬」の生い立ちや関連する物事などをピックアップし、『モンスト』内ではどう反映されているかなどを、少し考察や感想を交えてご紹介していきます!
偉人「坂本龍馬」ってどんな人物?
「坂本龍馬」は天保6年(1835年)11月15日、土佐(現在の高知県高知市)の郷士(下級武士)坂本家に次男として生まれ、下級武士であったものの、裕福な家庭で育ちました。
少年時代は気弱な性格でしたが、通っていた城下町の塾でいじめに遭い、抜刀騒ぎを起こし退塾させられるということもあったそうです。
1862年3月、土佐藩から脱藩した龍馬は志士(幕末において在野の人物)として活動し、後の“海援隊”となる“亀山社中”を結成しました。その後は薩長同盟の斡旋、大政奉還の成立に尽力して明治維新に影響を与えるなど、後世に残る重要な働きをしました。
しかし、大政奉還成立の1ヵ月後に“近江屋事件”で暗殺され、満31歳という若さでこの世を去りました。
31年の生涯を太く短く生きた龍馬は未来に様々な影響を与えた偉人として、多くの文献やメディアを介し、現代でも知名度や人気が絶えない人物なのです。
『モンスト』龍馬の“ココ”に注目!
では、偉人「坂本龍馬」は、一体どのような形で『モンスト』の龍馬に反映されているのでしょうか。
「龍馬」は流行りに敏感な若者だった!?服装に注目!
江戸時代の人々は物事に対して 「変わらないことが美徳」という価値観を持ち、それを大事にしていたと言われています。しかし龍馬は全く正反対の考えを持っていて、流行りに敏感で、移り変わりが激しい人物だったそうです。
下駄や草履よりも外国製のブーツを愛用していたり、いち早くピストルを手に入れたり、フランス製の香水を親戚に送ったりなど、新しいものや物珍しいものを積極的に取り込んでいたとされています。
『モンスト』の龍馬の服装も、進化前・進化・神化と、どれも和装と洋装をミックスした装いですね。ブーツもしっかり履いていて、ピストルも愛用しています。
特に獣神化の衣装はこだわりが詰まっていて、羽織は現代のモッズコートを意識してデザインされているのです!着物をモチーフにしつつ、ボタンや腰部分のベルト、さらに首回りのファーがフードらしく見えて、現代文化と見事に融合されている新感覚の服装は、流行りに敏感な「坂本龍馬」にピッタリなデザインとなっています。
生前から“龍”の加護を受けていた?「龍馬」と龍の関係
龍馬が生まれる前の晩に、母親が龍が天を飛ぶ夢を見たというエピソードがあり、「龍馬」という名前も、その夢に因んで付けられたとされています。
獣神化で纏っている炎の龍は“龍馬を守護する龍”で、死の淵に陥った龍馬に力を与え、新たな姿で現代に甦らせました(※「モンマガ No.15」参照)。
また、腕を負傷した史実(両手の指という説もあり)を元に失ってしまった左腕も、守護する龍の力によって補われています。
また、神化のSS名が「ドラゴン・スピリット」、獣神化のSS名が「維新回天ドラゴンスピリット」と、どちらも“龍”の名が入っています。自身の名前が由来かと思っていましたが、龍馬が龍の加護を受け、龍の力を宿しているから…そう捉えることもできるかもしれません。
さらに、龍馬の妻であった「おりょう」にも注目。
彼女のフルネームは「楢崎 龍(ならさき りょう)」、一般的に「お龍(おりょう)」と表記されます。奇しくも龍馬の妻となった彼女にも、“龍”の文字が使われているのです。おりょうが龍馬と初めて会った際、名前を聞かれて紙に書くと「自分と一緒だ」と笑っていたという話もあるそうですよ。
恥ずかしながら、『モンスト』で初めておりょうの存在を知った筆者は、こんな奇遇なことがあるのかと驚きました。
また、『モンスト』の進化おりょうのSS名が「ドラゴンズ・ラヴァー」と、龍馬を意識した名称である点もポイントです。
「坂本龍馬」と関係が深い人物も『モンスト』に登場
おりょうをはじめ、龍馬と深い関わりがあった人物は数多く存在し、この2名と同じく『モンスト』にも登場している偉人が居ます。
「勝海舟」
『モンスト』ではアクシスキラーLという、珍しいアビリティを持つ勝海舟。
彼と龍馬は師弟関係にあり、龍馬の脱藩後、勝海舟の私塾に入塾することを認めるなど、弟子の龍馬を可愛がっていたそうです。また、龍馬も勝海舟の弟子として働いていることを自慢に思っていると、龍馬が自身の姉に宛てた手紙に記載されていました。
西郷隆盛との出会いも勝海舟の紹介を受けてのものだったり、渡米経験がある勝海舟の影響で、龍馬が外国製の衣服や物に興味を持ったりと、「坂本龍馬」にとってキーパーソンだったと言えます。
「西郷隆盛」
『モンスト』では、光属性キラーが乗っている壁ドンSSが強力な西郷隆盛。
龍馬が初めて西郷と出会った時の感想は、「西郷というやつは、わからぬやつ」と評し、決して良い印象ではありませんでした。勝海舟が幕府から身に覚えのない疑いをかけられてしまった際に、龍馬を薩摩藩に匿った頃から親交が深まり、互いを信頼する仲に。そして後に薩長同盟の締結へと繋がっていきました。
脱藩した一介の浪人である「坂本龍馬」と、大藩・薩摩藩の代表である「西郷隆盛」。一見相いれない2名の絆が、後の日本を動かしたのです。
維新回天!『モンスト』の未来も切り開く!
幼少の頃は「天才」でもなく、何かに秀でていた訳でもなく、「平凡」とまで言われていたとされる「坂本龍馬」。
しかし彼の志はいつも高く、己の信じる道を進み続けました。時々見せる破天荒な言動や行動に、人々は驚き、そして惹かれていったのでしょう。幾年の時を経てもなお愛される龍馬は、きっとこれからも多くの人を魅了していくと思います。
『モンスト』の龍馬もまた、どんな困難に陥っても、ストライカーと共に新たな未来を切り開いていくことでしょう。
アプリでもアニメでも、今後の活躍に期待しましょう!