台湾No.1のSRPG、果たしてその実力ほどやいかに?
皆さんこんにちは!Boom App Gamesのカワイです。
東京ゲームショウ2016(以下、TGS2016)では、ホールでの展示以外にも、独自のスタイルで新情報の発表を行うメーカー様もいらっしゃいます。本稿では、台湾の株式会社シーナ・ゲームス開発チームにより独自開発されたSRPGスマホゲーム『レルムクロニクル』メディア発表会の模様をお伝えしたいと思います。
▲『レルムクロニクル』キービジュアル。どこか親しみやすい、JRPGのテイストを感じます。
▲中央が『レルムクロニクル』プロデューサーの呉氏。
『レルムクロニクル』は、台湾では配信とともに好評を得たのち、No.1SRPGとして表彰され、掲示板ランキングでは上位を席巻するなど、大ブームとなったタイトルとのこと。
今回の日本版配信については、台湾の有名なスマホゲームパブリッシャー「Mobimon Inc.」と「株式会社シーナ・ゲームス」の協力のもとに進められるそうです。
物語の舞台は、戦争の渦中にあるエルバラン王国。剣と魔法の世界に生まれたプレイヤー(=主人公)は、様々な人物との出会い、重大な事件との遭遇を通じて成長して行くこととなります。登場する各キャラクターには専用シナリオが設定されており、豊富なプレイヤー自身が『レルムクロニクル』の世界で生きているような没入感を与えてくれます。
作り込まれた世界観と本格SRPGのゲームシステム
『レルムクロニクル』のウリのひとつは、100万字以上のシナリオテキスト、100人以上のキャラクター、膨大なメインストーリー及び外伝シナリオ。これこそが仲間たちとの繊細な絆と広がりのある世界観を構築しています。
戦略、独特な職業、多様なスキルの組み合わせといった可能性を思考錯誤しながら、自分独自の最強パーティを作り上げていくのだとか。他にもいくつものオリジナル要素が用意されており、単に王道のみを目指して作られたというわけではなさそうです。
日本を”聖地”と語るプロデューサーの呉氏。日本市場に寄せるその想いとは。
▲プロデューサーの呉氏、日本産ゲームを数十年間プレイしてきた愛好家だとか!
プロデューサーの呉氏のコメントより
「日本はゲーム業界において世界中で重要な拠点となっています。自分も数十年間、日本産ゲームを長くプレイしてきたゲーマーです。今回は優秀なパートナーのMobimon社と協力し、日本市場を開拓することについて、この聖なる国を巡礼するような気持ちがします。長い間日本のゲームを遊んできたので、これを機会に日本のプレイヤーと交流したいと思います。」
海外産タイトルについての個人的な印象を述べてしまうと、どうしても「目線の違い」を感じてしまうことが少なくありません。ゲームバランスやキャラクターの強さなど、プレイヤーが“ハマる”より前に結果を求められるような気がしてしまいます。そのあたりを呉氏にうかがったところ……。
「キャラクターの入手方法はいわゆる“ガチャ”なのですが、イベントで入手出来るキャラクターも十分な強さを備えています。」
とのこと。……この辺りについて、日本のとある有名タイトルを引き合いに出してご説明いただいたのですが、日本産ゲームを愛好されてきたというコメントは信頼に値するかもしれません。ストーリーやキャラクター性を大事にしたいというスタンスはしっかりと伝わってきました!
出演声優陣による生アフレコも!
▲ゲームのアドベンチャーパートに合わせてセリフを入れるお二人。
発表会の後半では、本作に出演する女性声優陣お二人、マリー役の荒浪和沙さん(写真左)と、ローセ役の大橋歩夕さん(写真右)による生アフレコも行われました。現時点の情報によると、戦闘シーンでは各キャラクターにキャラクターボイスが実装されるそうです。100人以上のキャラクターが登場するという本作、いち声優ファンとしても注目したいところです。
海外産と侮るなかれ。日本産ゲーム愛に溢れた一作。
いかがだったでしょうか。
「Mobimon Inc.」と「株式会社シーナ・ゲームス」では本作以外にも2タイトルの展開を進めているとうかがいました。日本産ゲームに対する愛情がどのような形となって発露するのか。間もなく配信予定の本作、ぜひ注目していきたいと思います!
RealmChronicle PV