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この世に邪悪がはびこるとき、必ずや現れるといわれる希望の聖闘士(セイント)達。その拳は空を裂き、蹴りは大地を割るという。6年もの厳しい修行を経てアテナの聖闘士となった少年「星矢」が父に運命を託された実の兄弟たちと共に地上の覇権を争う神々の争いに身を投じる。

「聖闘士星矢」の主人公である天馬星座の星矢は“伝説の青銅聖闘士”の5人の中では一番下。いつも先頭に立って真っ先に敵陣に突っ込んでいく。何度倒れても必ず立ち上がる不屈の闘志と、どんな強敵や苦境にもひるまずに立ち向かう真の勇気の持ち主。その熱い心は、数々の強敵を前に奇跡的勝利をもたらし、そして彼に出会う人間の多くに影響を与えている。「ペガサス流星拳」などの必殺技を持ち、闘いにおいては瞬発力と敏捷性を誇り、そのスピードは青銅聖闘士一とされる。

「燃えろ、オレの小宇宙よ！この命ある限り！！そしてジェミニを倒す！！ペガサス流星拳！！」

十二宮編、教皇の間での星矢とサガとの戦いで、星矢がサガに向かって「ペガサス流星拳」を放つ際に言った台詞。

誰よりも友情に厚く、誠実で勤勉な紫龍は攻防のバランスが取れた聖闘士で、盾に頼らずとも身軽なため回避能力にも優れている。加えて連続攻撃より、廬山昇龍覇などの一撃必殺の技を多く持つ。闘いにおいてはあえて聖衣を脱ぎ捨てるなど、敵前で自身を追い詰め背水の陣で小宇宙を高めてゆく。そのため、限界を越えた闘いの最中で出血多量や失明、さらには仮死にいたるなどの重傷を負うことも多い。

「自分達のような不幸な子供達がいなくなるならこの命などやすいもの」

十二宮編、シュラとの戦いの際、自らの命と引換えに「廬山亢龍覇(ろざんこうりゅうは)」を放ちシュラと共に宇宙の塵となった。しかしシュラが、紫龍だけでも助けるために自らの黄金聖衣を纏わせ、地上に戻している。

ロシア人と日本人のハーフであり、ブロンドの髪と青い瞳が特徴。寡黙な振る舞いで、一見すると冷たい印象を与えがちだが、内面には優しさ、母への愛情、聖闘士としての熱い闘志が秘められている。「ダイヤモンドダスト」などの必殺技を持っている。一輝との死闘の際には、鏡のように変化させることで、「鳳凰幻魔拳(ほうおうげんまけん)」をはね返したこともある。

「夢を不可能な事と考えるのは、もはや人生をあきらめた愚かな人間だ。オレたちにとって夢とは決して不可能なことじゃない!どんな夢だって信じて貫けば、かならず現実のものになるのだ！！」

十二宮編、天蠍宮での氷河と蠍座のミロとの戦いで、青銅聖闘士達が教皇の間へ辿り着く事を「夢」だと言ったミロに対して氷河が言った台詞。

闘いを好まない心優しい性格で、青銅聖闘士一の美少年ともいわれる瞬は幼い頃から穏やかな性格で周囲に泣き虫とからかわれており、聖闘士としての力を得た現在でも、できることなら敵を攻撃するのではなく、身を守るだけで済ませたいと考えている。兄一輝とは正反対の性格でありながら、高い潜在能力の持ち主である。「星雲鎖(ネビュラチェーン)」などの必殺技を持っている。

「ネビュラストリーム！！」

十二宮編、双魚宮での瞬と魚座のアフロディーテとの戦い。瞬がアフロディーテに対して「ネビュラストリーム」を出しながら言った。技を出す時に技名を言う形で使われたのはここだけ。

馴れ合いを好まず普段は単独行動をとっているが、聖闘士としての使命感は固く、仲間の危機には駆けつける。青銅聖闘士最強といわれる実力者であり、「恐ろしく攻撃的」と称される小宇宙を持ち、初対面である敵にすら「青銅最強の聖闘士」として知れ渡っている。必殺技「鳳凰幻魔拳(ほうおうげんまけん)」で精神をズタズタにされた相手の体には、力はほとんど残らない。

「さらばだ瞬！星矢たちとともに最後まで男らしく戦うんだぞ！！」

十二宮編、処女宮での一輝とシャカとの戦い。シャカを倒すために自爆に出る一輝が、自爆前の最後に言った台詞。

数百年に一度、地上に邪悪がはびこるときに現れる戦いの女神アテナの化身。地上の平和と、すべての生命を守る使命を持つ。神であるがゆえ、その小宇宙は黄金聖闘士をも遥かに上回り、それでいて決して攻撃的ではなく、愛と安らぎに満ち、瀕死の聖闘士たちを甦らせる。聖闘士たちにとっては正義の象徴とも呼ぶべき存在である。

「エエッ、まるでウソのように傷あとも何もありません。」

十二宮編、アテナ沙織の胸の黄金の矢が消え、辰巳に傷のことを尋かれ、アテナ沙織が返した台詞。黄金の矢が刺さっていた部分にあった服の破れまで一緒に消えていて、本当に嘘のようだった。