「Warhammer 40,000」のスペースウルフたちが主人公
なんかもう色々「?」な感じかと思いますので一つ一つ説明させていただきます!
知る人ぞ知るミニチュアゲームの世界で、根強い人気を誇るタイトル「Warhammer」。
その中でもSF設定で作られているのが「Warhammer 40,000」で、文字通り40000年後の未来が舞台となっています。
地球を聖地とした星間連合「インペリウム」は「皇帝」なる人物によって導かれていた。人類の繁栄を守るべく皇帝によって創造された20人の《プライマーク》(将軍的存在)は、各々の兵を引き連れ〔スペースマリーン・レギオン〕を創設。宇宙平和のために戦い続けていた。
しかし、そんな団結も束の間の内に崩れ去る。
突如として約半数の〔スペースマリーン・レギオン〕が皇帝に反旗を翻したのだ!
反乱首謀者で、《プライマーク》の1人でもあった「ホルス」を倒し、なんとか終結したものの、皇帝は瀕死の重傷を負ってしまう。いわゆる【ホルスの大逆】である。
こういった反乱を二度とおこすまいとスペースマリーンたちは、残った兵力を更に細分化。小さな勢力をたくさん作り、各地の任務へと赴くのであった・・・・
というとこまでが「Warhammer 40,000」の主なストーリー。
本作の主人公たちはその「小さな勢力」の1つである〔スペース・ウルフ〕です。
《狂狼の呪い》をもたらすという恐ろしい遺伝子を体に取り込んだ、命知らずの狂戦士集団〔スペース・ウルフ〕たちが襲われ、散り散りになる所から物語りは始まります。
怒り狂う主人公の、狼牙が光る・・・
バトルは全てカードで行う
原作はミニチュアの駒で遊ぶボードゲームですが、こちらはカードボードゲーム。
デッキを組み、キャラクターの移動、攻撃などを全てカードで行うゲームとなっています。
移動
移動はとっても簡単。カードの右に表示される「靴マーク」をポチッと押し、行きたいところをタップするだけです。
移動専用のカードもありますが、基本どんなカードでも移動を行う事ができます。
辿り着いた先で「キャラクターがどちらを向くか」を決めたら移動は終了です。
キャラクターの向きは、武器の向きにもなるのでとても重要と言えます。
攻撃
ムムッ!?前方に敵が・・・早速攻撃を仕掛けましょう!
攻撃もとっても簡単。移動マークの上にある「拳っぽいマーク」をタップすると、攻撃範囲が表示されるので、後は敵を選ぶだけ。
先ほど記述しましたが「キャラクターの向きは武器の向き」なので、攻撃時はキャラクターが向いている方向にしか武器を構えられません。
武器によっては単体のみを標的にするものから、同時に範囲攻撃が出来るものまで様々。状況に応じてカードを使い分けましょう。
武器カードには命中率とダメージが表記されており、コレに基づいて戦闘が行われます。
オラオラァー!基本的に上から覗き込む型の視点ですが、戦闘中はたまに視点が変わり、なかなか臨場感溢れる仁義無きバトルシーンが楽しめます。
普通の視点でもかなりバイオレンスですが・・・
「エフォート」をよく見よう
カードで戦う事は理解いただけたと思いますが、ではターンはどう回ってくるのか?
これは、「エフォート」で決められています。
「エフォート」とは、キャラクターのHPバー下に表示されている「時計マーク」の数字の事で、カードを使うと、その使ったカードの右上に書かれていた数字が「エフォート」となって蓄積されます。
敵でも味方でもこれが0になったキャラクターから順にターンが回っていき、1ターン中に行動できる回数は2回となっています。
左上画像のように「敵6 主人公5」の状態なら、主人公が1速くターンを獲得するので、次ターンでは右上画像のように「敵1 主人公0」となります。
このシステムを上手く使う事で、敵に反撃を許さず畳み掛ける事が可能ですし、逆に言えば、高エフォートのカードを連発して使っているとターンが延々に回ってこなかったりします。
武器は装備しないと意味がありませんよ
さらには「装備」能力を持った武器カードなんてのもあります。
本来一度使ったら無くなってしまう武器カードですが、これらは装備した状態ならいつでも使え、残弾がある限り使用が可能です。
しかも「同じ種類の武器カードなら、弾薬が同じなのでリロードできる」というリアリティあふれる要素もあり、凝ったカードバトルが楽しめます。
装備カードの状態は画面右上に表示されます。
デッキをアンロックして幅広い戦術を
本作はカードゲームでありながら戦略ストラテジーでもあるので、主人公の兵科とデッキ(つまり装備)が連動するように出来ています。
どういう事かというと、主人公たちの基本兵科は《パワーアーマー》というもので、バランスのとれた一番ノーマルな歩兵部隊なのですが、この他にも《スカウト》と《ターミネーター》という兵科があり、「その兵科じゃないと使えない武器」が存在します。
主人公のデッキにそれを組み込みたいなら、主人公がその兵科になるしかない。
というわけで兵科のアンロックが必要となるわけです。
これらはゲーム内マネーで購入でき、既に組まれている専用デッキと、それを使用できる隊員がついて、お値段5000円となっています。
アンロックした後は自由にデッキ構築が可能です。カード上限は30枚で、コストなどは無し。この時、他兵科のマークで暗く閉ざされているカードは「今の兵科では使えません」という意味になります。
隊員を引き連れて有利に戦おう
本作では、ミッションに隊員を連れて行く事もできます。(操作は全てプレイヤー)
彼らもそれぞれ兵科とデッキを持っており、攻略の力になります。
いかがでしょうこの隊員たち。完全に世紀末です。40000年経っても汚物は消毒だぁー!
カードゲームといえばブースターパック!
となると強い武器カードが欲しくなりますが、カードはショップで買うことができます。
テンション上がるのが、ガチャとかではなくブースターパックで売られている事。こういうしっかりカードで遊ぶ系のゲームはパックを開封する瞬間が楽しいのです!(経験談)
この他にも不要になったカードを解体して貰えるスクラップポイントで、カードを〔精錬〕する事ができます。
〔精錬〕は4つグレードがあり、「エクストリーム」では最高レアのカードが作られる可能性もあります!
・・・まぁ「何も生まれない」って可能性のほうが遥かに高いんですがね・・・
レアごとの確率メーターの一番下にあるメーターは「精錬成功メーター」で、これが低いという事は、レアリティに関わらずそもそも精錬が成功しないという事です。
おまけ機能なので、ポイントが貯まったら気楽に挑戦してみましょう!
やりこみ度バツグンの硬派なカードゲーム
何から何まで渋い・・・どんな画面でも最低1個は金属が映ってるような気がします。
彼らの着ているアーマーがデカすぎるせいか、ノッソノッソ感が否めず、物陰に隠れたりとかもしないので、戦略と言うより「バイオレンス将棋」って感じですが、カードの無骨な作りや戦闘中の迫力あるグラフィックやカメラワークが、血で血を洗う「Warhammer :40000」の世界を表現出来ていると思います。
オンラインで対人戦も出来ちゃうので「しっかりカードバトルがしたい」という方はぜひプレイしてみてください!