なんか・・・アーティスティックですね・・・
人は考える生き物です。人類を導く天才科学者と、夕飯の献立に悩む主婦は「考える人」という意味では大差ありません。日夜色んなものを吸収して考えている我々人類ですが、ゲームの世界にも色々考えさせられる作品ってありますよね。
というわけであまりのシュールっぷりにパズルを含めて色々考えちゃう本作『スバラシティ』をご紹介します!
判断力重視のスピード系パズルが幅を利かせているご時勢ですが、本作はじっくり考え、しっかり悩む素晴らしいパズルゲームとなっています。
同じ色の世帯を増やして、いい街を作ろう。
本作は街作りパズルという事で、プレイヤーは市長となり同じ色の家とか犬とか人とかを合体させ、1つの建物にまとめていきます。
このパネルが早速シュールというかなんか「Fallout3」に出てくるヴォルトボーイの絵を彷彿とさせますね。えっ?知らない?
隣接していないと合体できず、特に下の方にひとつだけ取り残されると、1マス分不利になっていくので、いかにそれぞれの色を邪魔しないように連結できるかがポイントとなります。
最終的に建物は「レベル10」となり、白いパネルとなります。
この白いパネルは白いパネル同士、つまり「レベル10同士」でのみ合体し、この時、何枚レベル10パネルが隣接していたかによって建物の最終的な見た目が決まります。
最終建造物になると同じ見た目、同色のパネルを並べても合体出来ないので、なるべくレベル10の時点で沢山隣接させるのがコツです。
ゴージャスな建造物を色々建設して、大量の人口(スコア)を獲得しましょう!
スバラシティ建設のためなら破壊もいとわない
もし隣接するパネルがなくなったとしても大丈夫。左下で輝いている市長ポイント1つにつき、パネルを1つ破壊できます。グッバーイ市民!
これで一階層ずれが生まれて、また消せるチャンスが生まれるわけですね。
このポイントは最初の時点で2点持っており、右上の「YEAR」が100年に達するごとに1ポイント貰えます。
「YEAR」は1手動かすたびに1年進むので、要は100回動かしたらボーナスで1ポイントという感じです。
キミは「スバラシティ」を建設できるかな?
やり方が分かってくると途端に深みを増すパズルゲームであり、画像だから伝わりませんがBGMやSEがなんか荘厳で、パネル君たちの無機質な笑顔と合わさってディストピア感が溢れ出ています。
結構頑張ったんですが、左画像のように「ウツクシティ」とか「タノシティ」といった腹立つ評価ばかりで「スバラシティ」に辿り着くには、かなりの人口が必要のようです。
特定条件を満たす事で、パネルの人物・動物達の絵柄が解放されるというやりこみ要素もあるので、ぜひ全キャラ集めて街を彩ってみてください!