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人魔大戦と呼ばれる人間と魔人の戦いの終結から十数年。
仮初めの平穏の中、先の大戦の契機であり人間にとっては忌まわしき存在である「次元の亀裂」が再び出現。
その調査に狩人「飛青龍」が赴くところからこの物語は始まります。

遥か昔、原因不明の爆発と共に、世界各地に次元の亀裂が出現。
そこから現れた魔人たちによって、世界は混乱と戦いの渦に巻き込まれた。

人知を超えた力を操る魔人に対し、苦戦を強いられる人間たち。
しかし、特殊な術を操る狩人の活躍によって、世界は平穏を取り戻した。
この戦いは後に、人と魔人の戦い、人魔大戦と呼ばれた。

人魔大戦の終結から十数年。人と魔人の理解共存が進む一方、
一部の地域では未だ魔人の脅威は続いていた。

そして、ある日―

次元の亀裂が再びその姿を現す。
人々の心の不穏を払うべく、狩人、飛青龍たちが亀裂の調査に赴く。

人と魔人の物語は、ここから新たな展開を迎えることとなる。

傭兵団「月夜鴉(ツキヨカラス)」の団長を務める狩人。
大陸の未来のための秘密任務を遂行し、世界の安定のために尽力している。突如現れた「次元の亀裂」の調査中に失踪し消息不明となる。
消えた飛青龍を捜すために、月夜鴉は団員を動員して捜索しているが、未だ手がかり一つ見つかっていない。
彼の失踪がクロスクロニクルの物語の起点となる。

傭兵団「朱雀火(スザクビ)」を率いる若き頭領。
過去に命の危険に瀕した際に飛青龍に救われたことがあり、それ以来二人は友人関係となる。
「次元の亀裂」調査任務に飛青龍と共に赴いたが、飛青龍は行方不明となり、紅朱雀は大怪我を負い独り帰還する。
面倒見がよく、飛青龍不在の月夜鴉を見守っている。

傭兵団「六華団(ロッカダン)」を率いる三姉妹の長女。
過去の出自は不明。
まるで空からやって来た存在のように何の痕跡もない。星と共鳴する能力があると言われており、星の力を扱うことで知られている。
女神のように優しく慈愛に満ちた性格だが、罪を犯した者には厳しい。
世界が均衡に保たれることを望んでいる。