舞台は「死後の世界のレストラン」
『くまのレストラン』は、死後の世界にあるレストランを舞台としたアドベンチャーゲームです。プレイヤーは、レストランの店長「くま」のお手伝いである「ねこ」として、お客さんに最後の晩餐を提供します。
店長のくまは、お客さんから受け取った「記憶のかけら」を頼りに、お客さんの生前の好物を用意。最後の晩餐を通して、様々な物語を見る事ができます。
また、ドット絵の雰囲気とBGMが、どこか物悲しさを演出しています。
生前の記憶に「ダイブ」
お客さんの好物を次々と作っていき、何でも作れそうに見えるくまにも、わからない料理があります。そういう時には、お客さんの生前の記憶へダイブすることで、料理の情報を集めることが可能です。
そして、集めた情報をくまに渡すと、料理が用意できるようになります。
駅へ向かうと…
ゲームの中には、レストランだけではなく、「駅」も存在します。
駅では、最後の晩餐を終えた人々が、次にくる列車を待っています。列車を待つ人々とは会話をすることができ、生前の様子やその人の人となりを知ることが可能です。
また、ねこの部屋の机では、入手した記憶のかけらへ深くダイブすることができ、お客さんの「最期の記憶」を見ることができます。
ショッキングな内容なものもありますが、物語に繋がる重要な記憶となっているので、全て見ておくことをおすすめします。
「くま」と「ねこ」との感動のストーリー
『くまのレストラン』は、「死」をテーマとして取り扱った作品で、重たく感じてしまう方もいるかもしれません。ですが、このテーマだからこそ、物語を通じて感動を得ることができます。
また、短いテキストながらも、登場人物それぞれの話や、セリフなどがしっかりしていて面白いです。そして、くまはなぜレストランを経営しているのか、ねこはどのような過去を持っているのかにも注目です。
ゲーム自体は、物語を読み進めていくだけでクリアできるので、気になった方はぜひ一度プレイしてみてください。