あるある? なしなし? ちょっと皮肉の効いた問題作!
近頃、巷では「オタサーの姫」という言葉を良く耳にします。しかし、その実態まで知っている人は、なかなか少ないんじゃないでしょうか。一体、オタサーの姫とは何なのか…。その答えはこのゲームにあるかもしれません。
今作は、とあるオタクサークルに入部した少女を、立派な「オタサーの姫」に成長させていく育成ゲーム。ところどころに皮肉の効いた面白さがあり、思わずクスリとくる場面から、「なんか有りそう!」という場面まで幅広く取り扱っています。
ちなみに、キャラクターデザインは「ハイスコアガール」などで知られている押切蓮介先生が担当。何というか色々な意味で個性的なキャラクターたちを描いてくれています。そこにも注目です!
ある日、とあるオタサーに…
ゲームは、とあるオタサーに一人の女の子が来るところから始まります。プレイヤーはそのオタサーの部長として、この子を迎え入れてあげましょう。
そうすれば、その噂を聞いた他のオタクたちが自然と部室の前にやって来ます。その都度、部長は彼らを招き入れ、着実に部員数を増やしていきましょう。こうして、その子のカリスマ度を上げていければ、もう立派な「姫」です。
基本、操作は画面をタップのみ。難しい動作をまったく必要としないので、かなり手軽にできます。空いた時間でコツコツと、姫を育てていきましょう。
サークル活動も気が気じゃないね
一応、オタサーも立派なサークル。「飲み会」や「花見」などの、サークル活動はしていきましょう。また、サークル活動は一度に3回まで出来て、1時間ごとに1ずつ回復します。
とりあえず、一度やってみましょう!
見事、大成功!
ちなみに大成功じゃないパターンでは…
退部します。
…なんて颯爽とした後ろ姿なんだろうか。
しかしメゲてはいけません。すぐに次なる姫を育てていきましょう。人とは学習する生き物です。姫の退部を繰り返すうちに、同じ出来事に対しての成功率が上がっていきます。こうして失敗を繰り返した者だけに、立派な「姫」を育てる資格が与えられるのだと思います。
あれ? だんだん可愛くなって…
サークル内の部員数が上がっていき、様々な活動を繰り返しているうちに、最初は冴えなかった姫もどんどん変わっていきます。
そう! 進k…ゲフンゲフン、いや、レベルアップするのです!
最初はちょっとした違いかもしれません。
でも、このレベルアップを繰り返すごとに、どんどんと…。
可愛く見えてきます。
なるほど、これが親心というやつか。
空いた時間に気軽にやってみよう!
詰まるところ「オタサーの姫」というものに重点を置いた、システム自体は良くある育成ゲームです。だからこそシンプルにネタを効かせた場面が豊富で、設定をより分かりやすく活かせているように思えます。
また、過去の登場させた姫やオタクたちは、後で「名簿」から見ることが出来ます。ちょっと忘れた頃に見返してみても、きっと面白そうです。
ぜひ、空いた時間にサクっとやって、マイペースに姫を育てていきましょう!