芸術家を育成して美術館を立て直す!
幼い頃、芸術の祭典「パレットパレード」を見て芸術に関わる仕事につくことを志した主人公。
時が流れ、念願の「キュレーター」としてパレット美術館に雇われます。
…が、美術館の経営は悪化しており、閑古鳥が鳴く状態でした。
主人公はパレット美術館の「専属芸術家」のゴッホやクールベ、ダ・ヴィンチたちと共に、再び「パレットパレード」を開催し美術館を再建させることを目指します。
果たして個性的な芸術家たちをまとめあげ、パレードを開くことができるのか?
そんな芸術家育成ゲーム『パレットパレード』をレビューします!
いきなり前途多難なストーリー
ゲームを始めると、プロローグのストーリーが流れます。
主人公の就任初日に美術館の閉館を決めてしまうオーナー。
最初の仕事が美術品を売却するための査定とは…序盤から前途多難です。
しかし、ゴッホ達の芸術にかける情熱を見た主人公は査定結果の紙を破り捨て、美術館の再建を宣言します。
「制作」でどんどん作品を増やそう!
美術館には専属契約を結んでいる芸術家がおり、再建には彼らの協力が不可欠です。
ダ・ヴィンチやミュシャ、さらには歌川広重など、さまざまな芸術家を育成する必要があります。
「制作する」をタッチすると、芸術家達が絵画を制作してくれます。
キャンバスには属性が振り分けられており、どこを制作するか指示を出すことができます。
このとき、それぞれの芸術家達が得意な属性と同じところに指示を出せば、得られる経験値やアイテムがより多くなるで、各キャラの属性は意識しておきましょう!
芸術家たちと制作を繰り返せば、プレイヤーレベルや芸術家のレベルが上がり、作品がどんどんできていきます。
プレイヤーレベルが上がるとメインストーリーが読めるようになるので、どんどん「制作」して絵を生み出していきましょう。
街の人からオファーが!
制作をしている途中で、美術館に「オファー」が届く場合があります。
「オファー」にも属性があり、属性に合った芸術家を選ぶことで成功しやすくなります。
成功すると、芸術家たちの強化に必要なアイテムが多くもらえるので、積極的に受けていきましょう。
手持ちの芸術家で成功しない場合は「SP」を消費することで成功率を上げることができますので、自分のレベルに応じて調整するのがおすすめです。
個性的な芸術家たちと交流するストーリー
メインストーリーは、美術館の再建のために専属芸術家たちと交流を深めるストーリーとなっています。
個性的な芸術家たちが集まり、中には再建には協力的でない人も?
そんな彼らと交流して美術館再建への道を歩んでいきます。
また、それぞれの芸術家たちの史実や逸話に絡めた展開があって、芸術家の歴史を知っている人ならくすっと笑えるような場面もあります。
また、芸術家と親密度を上げると見ることができるようになるストーリーもあり、それぞれの人物に焦点を当てた、より奥深いお話になっているので、ぜひ推しキャラがいれば積極的に親密度を上げていきましょう。
今までにない芸術家育成ゲーム
『パレットパレード』は、美術館再建という大きな目標を掲げたメインストーリはもちろん、いきいきとした芸術家たちの美麗イラストやキャラクターボイスで、誰でも楽しめる内容の作品になっています。
芸術や美術と聞くとどこか身構えてしまいがちですが、そちらの知識が必要なことは全く無く、あれば楽しめるという程度です。
ゲームを進めていくうちに、見たことのある絵や聞いたことのある逸話が出てくると興味が湧いてきますよ!
芸術にちょっと興味がある人や気軽にできる育成ゲームを探しているという人は、ぜひプレイしてみてください。