【エバーテイル】頬を赤らめ見つめる発情うさぎちゃんが期間限定で登場！今月の100万円GETチャンスは間もなく終了

その優しさ故に独りを選び続けた彼女であったが、孤独が平気な訳では決してなかった。寂しさで泣き叫びたい夜が数えきれない程あった。
その道行きが白く輝くように――
『かぐや』をエルデで初めて見つけた人は彼女が寂しくならないようにその名前をつけた。ゆえに彼女はその名に守られるように、孤独から解き放ってくれる運命の人と出会ったのであった。

黒雪姫が変わったように二人の関係性もまた変わっていく。互いに譲れないものは確かにある。許せないことだって。でも、白雪は彼と関わっていくことで少しづつ変わっていく黒雪を「素直じゃないなー」とニマニマする姉目線で見ていて、黒雪は黒雪で彼との関係性が中々進展しない白雪を「鈍臭いわね」とツンデレな姉目線で見ている。まだまだすれ違いの多そうな二人ではあるが、雪解けはそう遠くないのかもしれない。

きっと、ここは彼女の夢の中。彼女の隣には愛しい人がいて、微笑みを向けてくれる。普段は騎士団長としての責任から、隙を見せられない彼女も、その人の前ではありのままの自分でいられる。そんな甘い夢。「でも、私には果たさなきゃいけない使命がある」彼女は夢の中でそう呟いて、微かに残る温もりを抱いたまま、夢から覚める。

明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします！」

「ほら、見てください！年賀状、こんなにいっぱい！私、嬉しいんです。新年を迎える時、いつも一人だったから。皆さん私のことを覚えていてくれているんだなって……！」

「……ごめんなさい。何だか感傷的になってしまいましたね。他の返事はもう送ったのですが、あなたにだけは直接お渡ししたくて」

「今年がどうか、あなたにとって素晴らしい一年になりますように！」

聖夜の夢が、思い出させてくれた。
私は英雄になりたかったわけじゃない。
ただずっと、あの人の隣にいたかっただけ…