「空の境界」コラボイベントに登場した黒幕の正体とは
『Fate/Grand Order(FGO)』で開催中の「空の境界」コラボイベントにて、焼却炉跡と屋上に現れた黒幕と呼ばれていた人物。
今回はこの人物について、台詞から正体を推測!
この先「Fate/stay night」や「Fate/hollow ataraxia」、「空の境界」コラボのネタバレが含まれます。
黒幕のクラスを推測!
焼却炉跡にて初めて対峙した時に、「ルーラーのクラスか」と黒幕に尋ねると、
「調停はオレから最も遠い言葉だ」
と強く否定された。
ルーラーは「裁定者」と呼ばれ、聖杯戦争という概念そのものを守るために動く絶対的な管理者である。調停とは違うと発言したことにより、
ルーラーではないと推測できる。
その前に、マシュから
7つの基本クラスには該当しないと指摘を受けているので、現在『FGO』に実装されているマシュのシールダーを除けば該当するクラスがない。
そうなると、イベント現在実装されていない過去のシリーズに登場したクラスの
どれかが当てはまると推測される。そのクラスは、
セイヴァー、
アヴェンジャー、
ファニーヴァンプ、
ビーストの4クラス。
さらに他の台詞で絞り込むと、あるクラスを示唆するワードを発言している。
「地獄が彼らを拒否するのなら、新しい地獄を作る。この塔は怨嗟に満ちねばならん。」
「終わるものか。我が恩讐が晴れる事はない。永遠に。」
このように、
怨嗟や恩讐といった恨み、嘆きのワードが該当するクラスとは、
「アヴェンジャー(復讐者)」のクラスただ一つ。
「アヴェンジャー(復讐者)」とは
「アヴェンジャー」とは、聖杯戦争には本来存在しない第八のクラス「復讐者」のサーヴァント。
第三次聖杯戦争にて、アインツベルン家がルール違反によって召喚した時が初登場。 このイレギュラーなクラスの存在により、聖杯が間違った形の願望機へと変貌し、第四次、第五次聖杯戦争まで尾を引くことになる。
「Fate/hollow ataraxia」では、物語の核として登場しており、繰り返す四日間の世界を形成し続けた。
黒幕の人物を推測!
3月3日(木)に追加された屋上にて対峙した後、
"――待て。しかして希望せよ"……とな。
との台詞を残して消えた。
「待て。しかして希望せよ」とは、アレクサンドル・デュマ・ペール※による小説「モンテ・クリスト伯」での、主人公エドモン・ダンテス(後のモンテ・クリスト伯爵)の台詞。
わざわざ、特徴的な台詞を残して消えるということは、黒幕はこの人そのものではないだろうか。
※19世紀にフランスで活躍した小説家
モンテ・クリスト伯(巌窟王)とは
無実の罪で監獄に送られ、そこで長い年月を過ごした後に脱獄し、自らを陥れた者たちに復讐をする物語である。
日本では「巌窟王」(がんくつおう)の名で親しまれている。
復讐ということは、先に紹介した「アヴェンジャー」のクラスにそのまま該当すると思われる。
ちなみに、2004年にこの物語をモチーフにしたアニメ化がされており、中田譲治氏が主役の「モンテ・クリスト伯爵」に声を当てている。
中田譲治氏と言えば、「月姫」「空の境界」「Fate/stay night」など多くのTYPE-MOON作品に参加している声優であり、『FGO』にも参加が期待されている声優である。
まとめ
・復讐に絡めたワードから「アヴェンジャー」のクラス。
・今際の台詞から「モンテ・クリスト伯」(巌窟王)。
・巌窟王をモチーフにしたアニメの主役を中田譲治氏が担当。
・中田譲治氏は、TYPE-MOON作品常連の声優と言っても過言ではない。
・ゆえに「アヴェンジャー」クラスで「モンテ・クリスト伯爵」がCV:中田譲治氏で登場!
……と推測される。