8月アップデート時に収穫祭のコスト変更を実施
『Shadowverse(シャドウバース)』にて、7月20日に
"8月アップデート時の変更点"が発表されました。
変更点についてのニュース記事はこちら本記事では、アップデートで最も影響を受けるであろう
エルフクラス、特に
"冥府エルフ"について考察していきます。
" 冥府への道を使ったエルフクラスのデッキ(冥府エルフ)"とは?
「森荒らしの報い」「ベビーヘルフ・メイ」などによる低コストフォロワー対策、「エンシェントエルフ」「根源への回帰」などの中盤対策カード、「リノセウス」「冥府への道」による終盤戦と、どのタイミングにおいても平均以上のパワーを発揮。
本来、低コストのカードばかりにすると、手札切れ、高体力の守護を突破できないなどが弱点となりやすいのですが、「収穫祭」で手札切れの心配はなし。守護が並んでいても「冥府の道」で一掃できます。
明確な弱点が少ないため、プレイヤーの間では現行トップクラスのデッキタイプと恐れられています。
「冥府への道」について
デッキ名にもなっているカード「冥府への道」がこちら。
【効果】
自分のターン終了時、自分の墓場が30枚以上なら、相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに6ダメージ。
6ダメージと言えばほとんどのフォロワーが一撃で倒れてしまう威力。
冥府エルフは、墓場が30枚という条件を満たすために、手札に加えたフェアリーを利用し、「収穫祭」で必要なカードを揃えながら、低コストのカードで墓場を増やしていくデッキとなります。
ターン終了時の効果であるため、条件さえ揃っていれば、出したターンに即発動し、さらに破壊されるまで毎ターン発動します。一度発動してしまえば、逆転は非常に困難と言えるでしょう。
「収穫祭」について
「収穫祭」の効果はこちら。
【効果】
自分のターン終了時、このターン中にカードを3枚以上プレイしていたなら、カードを1枚引く。
対戦型TCGにおいて、カードを引く効果が強力なのはもちろんのこと。
一見"3枚以上プレイ"を続けるのが困難に見えますが、エルフは低コストカードがほとんどであり、フェアリーを手札に加える効果が多いことから、条件を満たすのは非常に簡単です。
例えば、「フェアリーサークル」や「フェアリーウィスパラー」などを使用すれば、手札に加えたフェアリーもプレイすることで、実質1枚で条件を満たすことができるのです。
コスト3で3ターンのみドローできるヴァンパイアの「漆黒の契約」と比較すれば、コスト2、デメリットなしで毎ターンドローという効果が、いかに強力なものか分かるのではないでしょうか?
収穫祭コスト変更での影響は?
効果が強力なことに変わりはないのですが、コストが4に増えることで、出せるまでに時間がかかるだけでなく、速攻タイプのデッキ相手に使いづらくなります。
特に最近では、アミュレットや大型フォロワー対策にニュートラルのスペル「エクスキューション」を採用するプレイヤーが増えており、単純に破壊されてしまうだけでなく、2枚目を使用する場合のコストが大きな痛手となります。
手札枚数増加は追い風
アップデートはエルフにとって悪い話ばかりでなく、手札の上限枚数増加が追い風となります。というのも、フェアリーを大量に手札に加えるエルフにとって、手札枚数が上限になることはめずらしいことではなく、「新たなる運命」による手札交換&墓場肥やし、「森の意志」によるフォロワーへのダメージ、「フェアリービースト」による回復などの効果が上昇することになります。
まとめ:冥府エルフはどうなる?
非常に重要なキーカードであった「収穫祭」のコストが上昇し、弱体化は免れないでしょう。
しかし、手札の上限枚数増加によって、フェアリーを手札に加えるカードがより使いやすくなり、「新たなる運命」による最大交換枚数が増加するので、以前と違った形で活躍することは不可能では無いと思われます。
"トップクラスのデッキタイプ"を維持するのは難しいと思われますが、十分可能性のあるデッキコンセプトだと思いますので、これからも要注目です。