『シャドウバース』初心者向けリーダー紹介ロイヤル編
『シャドウバース(シャドバ)』を始めたばかりの初心者向けに、各リーダーの特徴や運用、新カードパック「星神の伝説」を加えた具体的なデッキレシピを解説!
今回は、フォロワー主体で戦うロイヤルの基本的な運用や強い点・弱い点、マスターランクでも活躍するおすすめデッキなどを紹介します。
ロイヤルの特徴
兵士と指揮官
ロイヤルのフォロワーには、2種類のタイプ(指揮官と兵士)があり、それを参照して効果を発揮するカードが多くあります。
使うカードの効果に合わせて、どちらのタイプのフォロワーを多めにデッキに入れるかを決めましょう。
ロイヤルの強い点
フォロワー戦に強い
ロイヤルには場に出てすぐ、攻撃ができる突進、疾走を持つフォロワーが非常に多いです。
序盤は相手のフォロワーが動く前に攻撃できるため、有利な状況に持って行きやすく、進化が解禁された中盤以降は進化権を温存しつつ、相手の攻勢を防ぐことができます。
また、低コストの優秀なフォロワーが多いため、アグロ(速攻)系の強力なデッキを組みやすいのもロイヤルの魅力の1つです。
横の展開力が高い
ロイヤルには、1枚のカードで2体以上のフォロワーを出すことができるカードが多く存在します。1枚ずつの能力は低いものの、横に広げたフォロワーを一気に強化したり、単純に数で圧倒していくのが基本戦術です。
「フローラル・フェンサー」は横の展開力が高いフォロワーの代表格。
進化時のみですが、2/2・1/1フォロワーを展開できるので、後攻4ターン目に進化して、一気に盤面を奪い返すことも。
ロイヤルのメインストーリー第6章をクリアするだけで入手できるので、手持ちのカードが不足しがちな初心者にもおすすめのカードです。
レジェンドカードのアルベールで最後の詰めを
ほとんどのロイヤルデッキに入っている切り札的カードが、この「レヴィオンセイバー・アルベール」です。
進化権を使えばいきなり5ダメージを奪える上に、体力も7で対処が難しい最高レアリティのレジェンドらしく強力なカード。
このカードは相手フォロワーを処理するのではなく、相手のHPに直接ダメージを与えられる場面で使いたいカードです。
また、エンハンス能力を使用した上で進化すれば、10ダメージ与えられるため、中盤以降は最後に進化アルベールで10点取ることを逆算し、進化権を温存しつつ戦いましょう。
「メイドリーダー」や「太陽の槍・ルー」はデッキから指揮官をサーチでき、アルベールを手札に加える手助けをしてくれるカードです。
デッキ内の指揮官カードをアルベールのみにすることで、確実にアルベールをサーチできるようにすることも可能。「太陽の槍・ルー」の場合は、6コスト以上の指揮官は採用できるので、より長期戦を意識したデッキにおすすめ。
アルベールに限らず、デッキ内の指揮官の種類を絞ることで目当てのカード引きやすくするコンボは、マスターランク帯でも有効なので、特定の指揮官が重要になるデッキを作る際は覚えておきましょう。
ロイヤルの弱い点
展開されると厳しい
動き出しが早いフォロワーが多い反面、ロイヤルには敵全体にダメージを与える手段(AoE)がほとんどありません。そのため、1度でも相手が有利な状態になると、逆転するのが難しいと言う弱点があります。
HP回復の手段がない
強力な守護フォロワーは多いものの、ロイヤル固有のHP回復手段がなく、ニュートラルカード以外ではHPを回復することができません。そのため、守護を無視して直接ダメージを与えてくるデッキとは相性が悪いです。
初心者向けロイヤルデッキ
初心者向け:格安アグロロイヤル
ロイヤルの優秀な低コストフォロワーを中心に、序盤から積極的に攻撃していくデッキ。序盤は有利に盤面を操作しつつ、相手にダメージを与えていき、進化権が開放された中盤戦で潜伏や疾走フォロワーを活かし勝負を決めるのが勝ち筋です。
1ターン目から毎ターン欠かさずフォロワーを展開したいため、高コストのフォロワーはデッキ内にほとんど入りません。そのため、相手に体力を回復する余裕を与えたり、大型の守護フォロワーを展開されて、対戦が長引けば長引くほど不利になるのが弱点と言えるでしょう。
おすすめカード:ペルセウス
「星神の伝説」で追加された、ロイヤル2枚目の1コスト1/2のフォロワー。このカードが追加されたおかげで、安定して1ターン目から強力なフォロワーを展開できるようになりました。
序盤の攻めだけでなく、中盤以降は、盤面にロイヤルフォロワーさえいれば進化で守護になることもできるので、アグロデッキ同士のHPの奪い合いで有利に戦える守りの一面も持つ強力なカードです。
また、最低コストの「指揮官」なので、「指揮官」を利用する様々なカードが使いやすくなったとも言えるでしょう。
マスターランクでも活躍!おすすめロイヤルデッキ
おすすめデッキ:アグロロイヤル(円卓採用型)
「星神の伝説」で追加された「円卓会議」を採用したアグロデッキです。
格安アグロロイヤルデッキとの違いはレジェンドの「レヴィオンセイバー・アルベール」が入っているか、いないか程度です。
アルベールの有無は最後の最後の詰めに影響するので、出来るかぎりデッキに投入しましょう。
投入されるレジェンドカードが前述したアルベールくらいなので、マスターランク帯でも戦えるデッキの中では格安なのも魅力。とりあえず勝ちたい初心者にもおすすめのデッキです。
おすすめカード:プリンセス・ジュリエット
このデッキの場合、「円卓会議」で場に出る3コストの「指揮官」フォロワーがこのカードのみに限定されているため、確実に攻撃力2の疾走フォロワーを2体場に出せます。
しかし、このカードを先に2枚引いてしまうと、「円卓会議」の対象フォロワーが2体以下になってしまい、性能をフルに発揮できないので注意。とはいえ、自身の効果で5コストにより2枚同時に場に出すこともできるので、手札に先にきてしまっても無駄にはなりません。
序盤の攻めにも、「円卓会議」を絡めた最後の詰めにも活躍する強力なフォロワーです。
おすすめデッキ:潜伏アグロロイヤル(旅ガエル採用)
相手の能力や攻撃の対象にならない、潜伏効果を持ったフォロワーを中心とした序盤に強いアグロデッキ。
潜伏を持つフォロワーはランダムダメージ、破壊といった一部のカードでしか処理できないため、盤面に残りやすいです。このようにして、盤面に残ったフォロワーを強化し、早い段階で相手を倒すことを狙っていくのが基本です。
おすすめカード:旅ガエル
毎ターン自分のターンの終了時に潜伏状態になるため、非常に処理が難しいフォロワー。このカードをドンドン強化し、毎ターン確実にダメージを積み重ねるだけで勝利できることも多い強力なカードです。
「旋風刃」との相性が非常に良く、相手に先に展開されると弱いと言うロイヤルの弱点をカバーできます。
おすすめデッキ:ニュートラルロイヤル
「ワンダーランド・ドリームス」から追加された、場のニュートラルフォロワーに関する効果を持つカードで、ニュートラルの強力なカードたちをフォローしていくデッキ。
序盤は低コストのニュートラルフォロワーを軸に戦い、中盤以降はロイヤルの優秀な疾走フォロワーや横展開で盤面を奪いそのまま押し切るのが理想形。
アグロ(速攻)デッキにありがちな手札不足を「兎耳の従者」でフォローできるので、中盤以降も息切れせずに戦えるのが強みです。
おすすめカード:トランプナイト召集
1/3の"ニュートラル"フォロワーを3体展開できるカード。それぞれが疾走、必殺、守護の有用な効果を持つため、カード1枚で一気に盤面を強くできます。
体力が3あるため場に残りやすく、ニュートラルフォロワーなので、「兎耳の従者」と非常に相性が良いです。
おすすめカード:シンデレラ
3/4/4と言うコスト平均を大きく上回った攻撃力・体力を持つため、ゲーム序盤では一方的に相手のフォロワーを倒せる強力なフォロワー。
ロイヤルフォロワーを出すと手札に戻りますが、ニュートラルを軸にデッキを組めば、手札に戻らないように立ち回るのは難しくありません。
また、体力が減った状態で手札に戻し、再利用することも可能です。
おすすめデッキ:コントロールロイヤル(抜刀術採用型)
序盤から中盤は、突進フォロワーや除去スペルで相手の攻めを防ぎ、終盤には大型守護やアルベールの疾走で少しつづ盤面を支配していくデッキ。
場には残らないものの、擬似的な突進フォロワーにできる「抜刀術」で「アレクサンダー」を出すことで、苦手な横の展開にも対応できるようになっています。
滅多にないものの、「レオニダス」を必殺フォロワーなどにぶつけて早い段階で、「レオニダスの遺志」を場に出せれば一気に攻めきることも。
おすすめカード:バルバロッサ
破壊されても手札に戻ってくる突進フォロワーで、進化権を温存しつつ相手のフォロワーを破壊できる優秀なカードです。
手札に戻るときのコストは相手の場のフォロワーの数を参照して、コストが増減するので、相手が横にカードを展開してくるのを抑制することもできます。仮にコストが8になってしまったとしても、「抜刀術」を使えば本来の5コストで場に出せるので、コスト増加のデメリットをカバーすることも。
『シャドウバース』ロイヤルの特徴・デッキ紹介まとめ
ロイヤルは展開力とフォロワー同士の戦闘に強いリーダーです。基本に忠実に有利にフォロワー戦を進めていくことが勝利への鍵になりますが、主導権を相手に渡してしまうと逆転するのが難しいクラスでもあります。
消耗戦は苦手なので、極力早期決着を狙って戦いましょう。ただし、相手の体力を10以下にして進化権を温存すれば、最後にアルベールでダメ押しする劇的な勝利も。
最高レアリティであるレジェンドのカードに必須級のカードが少ないため、他のリーダーに比べるとデッキの生成コストが格安なため、初心者におすすめのリーダーと言えます。
ゲームの基本である盤面の奪い合いが重要で、簡単そうに見えて奥が深いリーダーでもあるので、プレイングの基礎を学ぶこともできるでしょう。