【遊戯王DL攻略】ただゲームをプレイしているだけは把握しにくい用語やルール解説!召喚ルールとチェーンなど

『遊戯王デュエルリンクス』の攻略というよりデュエルに関する難しい用語やルールを解説していきます。今回は召喚ルールとチェーンに関する言葉の定義とルールです。

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posted by Miyazaki at 2016/11/26 12:00

『遊戯王デュエルリンクス』難しい用語とルール解説

今回は『遊戯王 デュエルリンクス』の中でも、カードゲームとしてプレイするうえで少々複雑な部分についての解説です。
本記事ではただゲームをプレイしているだけは把握しにくい、チェーン関係や召喚ルールについての解説をしていきます!

チェーン

「チェーン」とは1枚のカードの発動(魔法・罠、モンスター効果)に対応し、別のカードを発動させる行為のことを言い、「チェーン(チェーンブロック)を積む」「チェーンに乗る」といった使い方をします。

細かなルールや処理手順はありますが、“相手の行動に対して自分のカードで対応する”という概念は、ある程度直感的にわかると思いますので、まずは具体例を挙げて説明していきます。

①自分:1500ポイントのライフを支払い、相手の墓地にあるモンスターカード「アックスレイダー」に対し、装備魔法「自律行動ユニット」を発動。
↓チェーン
②相手:500ポイントのライフを支払い、「自律行動ユニット」に対して速攻魔法「ツイスター」を発動。
↓チェーン
③自分:手札を1枚捨て、「ツイスター」に対してカウンタートラップ「マジックジャマー」を発動。「ツイスター」を打ち消しました。

上記の流れを例にどのような処理が行われるかを解説します。
まず、原則としてチェーン発動されたカード効果の処理は逆順処理、つまり後に発動されたものから順に解決されていきます。

逆順処理に従い、最後に発動していた「マジックジャマー」が効果解決され、「ツイスター」の効果が打ち消されます。

続いて②「ツイスター」の効果処理ですが、すでに効果が打ち消されているので、何も起こりません。
※「ツイスター」のコストである500ポイントのライフ支払いは発動に際してすでに支払っており、たとえ打ち消されたとしても帰ってきません。

最後に、「自律行動ユニット」が解決、このタイミングで初めて「アックスレイダー」が特殊召喚されます。


ここで注意していただきたいのは、以下の3点。
・チェーンブロックは、実際に発動された順番とは逆の順番で効果を解決していく。
・カードのコストは解決されるより前の発動するタイミングで支払いが必要となり、打ち消された場合は(対象のモンスターがいなくなったなどで)解決に失敗したとしても支払ったコストは戻ってこない。
・一度解決を始めたら、割り込んで別のカードや効果を発動することはできない。

上記の流れもゲーム内では自動的に処理してくれるので、大体の「チェーン」に関する処理はこのぐらいで大丈夫でしょう。しかし、今後『遊戯王デュエルリンクス』内でもカードが増えてきたときに起きるであろうシチュエーションや、説明しきれなかったことを、いくつか掻い摘んで紹介していきたいと思います。

同じタイミングで効果が同時に発動したとき

自分と相手の「アマゾネスの鎖使い」2体が相打ちになり、同時に墓地へ送られたという状況ではどうなるのかということを解説します。

「アマゾネスの鎖使い」は"戦闘破壊され墓地に送られた時、相手の手札を確認し、その中からモンスター1体を選んで自分の手札に加える。"という効果です。
まず、2体が相打ちになることで、双方"戦闘破壊され墓地に送られた時"という効果発動の条件を満たしますが、この時ターンプレイヤーのコントロールする「アマゾネスの鎖使い」の効果が先にチェーン積まれます。

つまり自分たターンプレイヤーだと仮定すると、以下のようなチェーンブロックになります。
自分の「アマゾネスの鎖使い」の効果
↓チェーン
相手の「アマゾネスの鎖使い」の効果

当然効果処理は逆になり、
相手の「アマゾネスの鎖使い」の効果を解決。自分の手札からモンスターカードが奪われる。

自分の「アマゾネスの鎖使い」の効果を解決。相手の手札からモンスターカード奪う。
となります。

ここで重要なのは、ターンプレイヤーは相手の選択を見てから自分が選択できるという点です。
この例だと奪われたカードを再び取り返したり、取られたカードより強いカードを奪ったりすることができます。

ちなみに、自分のカード効果が同時に発動した場合は自分の好きな順番でチェーンを積むことができます。解決はチェーンの順番とは逆だということをお忘れなく。

モンスターの召喚と攻撃宣言はチェーンに乗らない

現実の遊戯王OCGでは「モンスターの召喚時」や「攻撃宣言時」などのタイミングが指定された罠カードがあるため、勘違いしている方も多いかもしれませんが、タイトルに挙げた2つはチェーンに乗りません。

スペルスピード

「スペルスピード」とは、カードの発動タイミング、そのカードはチェーン発動できるのかできないのかに関わるルール用語で、前項で解説した「チェーン」とも密接な関係ですね。
聞きなれない単語かもしれませんが、ルール的には「チェーン」より簡単だと思います。

「スペルスピード」は一言で表すと、カード効果の速度であり、これが遅いものは早いものに対してチェーンすることができません。

スペルスピードには1〜3があり、数字が大きいほどカードの効果が速いです。
以下、各スペルスピードにどんな種類のカードが該当し、どんな使い方ができるのかを紹介します。

スペルスピード1

通常魔法
装備魔法
フィールド魔法
儀式魔法
永続魔法
効果モンスターなどの起動効果


これらのカードは特別なことがない限り、自分のターンのメインフェイズにしか発動することができず、何かにチェーン発動することができません。

スペルスピード2

速攻魔法
通常罠
永続罠
効果モンスターの誘発即時効果


これらのカードは、スペルスピード1と2のカードに対してチェーン発動が可能で、特に指定がない限り相手ターン等でも発動することができます

しかし、罠カードは1ターン伏せてからでないと発動できない、速攻魔法は自分のターン中であれば手札からでもチェーン発動できる(セットしておけば相手ターンにも発動可能)など、個々の細かいルールや、カードごとに指定された発動タイミングには注意が必要です。

スペルスピード3

カウンタートラップ

全ての種類のカードや効果にチェーンすることができます
最高値であるスペルスピード3にはカウンタートラップしか存在しないので、カウンタートラップに対してはカウンタートラップしか対応することができません。

各召喚方法や手順、ルールについて

一言で、「召喚」といっても遊戯王には「アドバンス召喚」や「儀式召喚」など様々な召喚手順があり、それぞれにルールが存在するので、それを順番に解説していきます。

通常召喚

「通常召喚」は『遊戯王デュエルリンクス』内で最も多く目にするであろう召喚方法です。特に召喚に関して制約のないモンスターカードを手札からフィールドに、表側攻撃表示、もしくは裏側守備表示(セット)で召喚します。★4以下のモンスターカードについてはこの通りですが、★5以上のモンスターカードの召喚については次項で解説する「アドバンス召喚」とも言います。

通常召喚の権利は1ターンに1度で、自分のメインフェイズ中にのみ行うことができます。

アドバンス召喚

フィールド上のモンスターをコストとしてリリースし、★5以上のモンスターカードを通常召喚することを「アドバンス召喚」といいます。旧来の遊戯王プレイヤーには「生贄召喚」といったほうがわかりやすいかもしれませんね。

基本的には、★5以上のモンスター(上級モンスター)には1体、★7以上のモンスター(最上級モンスター)には2体のリリースが必要という点以外は、おおよそ名称が違うだけで「通常召喚」と同じです。

反転召喚

裏側守備表示のモンスターカードの表示形式を変更し、表側攻撃表示(この時表側守備表示にはできません)にすることを「反転召喚」といいます。

どちらかというと召喚方法というよりも表示形式変更の一種であり、なにかのカードの発動タイミングになっていたりしますが、自分のターンのメインフェイズにしか行えないという以外でこの行為そのものに対して回数制限等はありません。

特殊召喚

ここからは様々なカードの効果によってのみ行われる「特殊召喚」についての解説です。ざっくり言っておおよそ、上記の召喚に含まれないものはすべて「特殊召喚」に該当します。
「特殊召喚」は、「通常召喚」できない代わりの特殊な召喚ルールとなってる場合(例:上画像「レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン」)や、他のカードの効果によってデッキや手札から特別に召喚される場合(例:上画像「賢者の宝石」「幻想召喚師」)など様々です。

細かな召喚ルールについては、それぞれのカードによって定められており様々ですが、以下のようなルールがおおよそ共通しています。
・基本的に回数制限がない(「通常召喚」の制限とも別)。
・表側表示でしか召喚できない。
・召喚ルールのあるモンスターカードの場合は一度でも定められた正規の召喚手順に従ってフィールドに召喚されなければ、ほかの方法では特殊召喚できない(いわゆる蘇生制限)。

融合召喚

2体以上の融合素材を使用し、「融合モンスター」をエクストラデッキから特殊召喚する行為を「融合召喚」といいます。

「融合(もしくはフュージョン・ゲート)」と「融合モンスターによって決められた融合素材」といった決められた組み合わせを作らなければならず、手札の消耗も激しいですが、強力なモンスターを一気に展開できます。

なお、「融合」を発動し、融合素材を墓地へ送るのは”コストではなく効果処理の一環”です。

儀式召喚

「儀式魔法」を使い、「儀式モンスター」を特殊召喚することを「儀式召喚」といいます。

手札に必須の組み合わせなのは「儀式魔法」と対応した「儀式モンスター」の2枚だけですが、「融合召喚」と比べると、リリースするモンスターカードの数が多くなりがちで、より手札の消耗が激しいです。しかし、デッキ構築の観点からは、必要な決まったカードの数は少ないので、デッキは組みやすいのではないでしょうか。

こちらも「儀式魔法」を発動し、モンスターをリリースするのは効果処理となります。

ルールはちゃんと知っているほうが有利!?

現実の遊戯王OCGと違って自動で処理を行ってくれますので、解決に詰まるということはありませんが、今後デュエル中「これってどうなるの?」という疑問が浮かんだ時に、この記事を読んで悩みが解決できたなら幸いです。

今回挙げたこともほんの一例であり、個別のカード効果の処理など突き詰めればきりがありませんが、ルールを正しく詳しく理解することに損はありません。わからないことは曖昧なままにせず、公式のヘルプやパズルの解きなおしをするなどして、勉強しておくことをおすすめします。

遊戯王 デュエルリンクス詳細情報

価格 無料
メーカー Konami
ジャンル カード
©Konami Digital Entertainment