「ジェロニモ」「ビリー・ザ・キッド」追加!
『Fate/Grand Order(FGO)』にて、3月30日(水)より公開された「第五特異点 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム」で活躍する新サーヴァント「★3 ジェロニモ」「★3 ビリー・ザ・キッド(以下、キッド)」の元ネタを紹介!
さらに、新規追加概念礼装「★5 理想の王聖」「★4 レコードホルダー」「★3 波濤の獣」についてもお伝えします。
アパッチ族の山岳兵士「ジェロニモ」
牛丼好きの超人が主人公の漫画にも同名のキャラクターが登場していますが、そちらではなく、実在した人物。
本名は「ゴヤスレイ」。アパッチ族※のシャーマンであり、少数の仲間とともに白人勢力とのゲリラ戦を繰り広げた勇敢な男とされています。
※ネイティヴ・アメリカン(アメリカ先住民)の中で文化的に関連のある6つの部族の総称。
もともと彼は、アパッチ族の山岳兵士の1人に過ぎませんでした。しかし、後に妻とその子どもたちをメキシコ人に皆殺しにされてから、温厚だった性格がメキシコ人への復讐を誓う獰猛な戦士と変貌。
殺意の波動に目覚めたジェロニモは、各支族の戦士たちと共に、1886年に投獄されるまで、約25年間も戦い続けました。
アパッチ族、シャーマンと聞くと、某オーバーソウルする漫画を思い出すのは私だけでしょうか。ちなみに、最終再臨画像を見ると、意図して書いているのかどうかは不明ですが、それっぽいのが見受けられます。気になる方は育ててみましょう。
アメリカ西部開拓時代のガンマン「ビリー・ザ・キッド」
時はアメリカ西部開拓時代※、ニューヨーク生まれのガンマン。
強盗や殺人を行ったアウトローですが、高い射撃の腕前と顔の良さからヒーローとして扱われ、西部劇と言えばこの人という形で知られています。現代風に言ったら、イケメンだから何をやっても許されるということでしょうか。
射撃と騎乗に関しては天才的だったらしく、馬を走らせながら杭に止まった鳥を次々に打ち落としたり、宙に放り投げた空き缶が地上に落ちる前に、6発の弾丸を撃ち当てたという逸話があります。
『FGO』では、アーチャーのクラスとして召喚されましたが、通常の聖杯戦争ではエクストラクラス"ガンナー"で召喚される可能性が高いとか。
"ガンナー"ということは、銃器と深い関係のある人物が該当すると思うので、他に候補としては、日本人なら明智光秀や雑賀孫一など。海外の方であれば、「白い死神」の名で有名なシモ・ヘイヘや、別名「平原の女王」のカラミティ・ジェーンが該当しそうですね。
個人的には、創作物でも良いのであれば、新宿の掲示板に「XYZ」と書くと現れるスイーパーを推します。
※19世紀(1860~1890年辺りまで)における北アメリカの時代区分の一つ。
新規概念礼装
★5 理想の王聖
可愛い女の子かと思った?
残念!男の子でした!
ということで、「Fate/EXTRA」と「Fate/EXTRA CCC」に登場するセイバー※のサーヴァントのマスター「レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイ」、通称「レオ」がこの概念礼装の人物です。
EXTRA世界の大半を管理する財閥の次期頭首であり、高い能力と自負心を持った現代における「理想の王」のような人物。
EXTRAでは主人公と敵対するマスターの一人として、CCCでは主人公たちと行動を共にする味方としてそれぞれ描かれています。
※『FGO』では、2016年4月現在未実装のサーヴァントです。
★4 レコードホルダー
Fateシリーズでお馴染みの「間桐慎二」が抜擢されています。『FGO』では、概念礼装「★3 偽臣の書」に続き2枚目の採用。
概念礼装の名前になっている「レコードホルダー」は、とあるゲームのランキングで2位に君臨しているからでしょう。
ちなみに、奥にいる眼鏡っ娘は、「Fate/EXTRA CCC」の登場人物「ジナコ=カリギリ」。「カルナ」のマスターであり、彼を新クラス「ランチャー」と呼び始めた張本人で慎二が2位になっているゲームの1位もこの人。
ということで、CCCのあるシーンを抜粋したイラストなのでしょう。このシーンは、EXTRAシリーズで終始不遇なポジションにいた慎二が活躍した、数少ないシーンですので、興味がある人は是非CCCをプレイしてみましょう。
★3 波濤の獣
「クー・フーリン」が持っている槍「ゲイ・ボルグ」の材料となった海獣。
ちなみに、「★5 クー・フーリン〔オルタ〕」が宝具【噛み砕く死牙の獣】を撃つ時に纏う鎧のようなものが、この海獣「クリード」らしいです。