「天草四郎」「アストルフォ」「子ギル」追加!
『Fate/Grand Order(FGO)』にて、3月9日(水)より開催される「カルデアボーイズコレクション2016ピックアップアップ召喚」。このピックアップ召喚で追加される新サーヴァント「★5 天草四郎」「★4 アストルフォ」「★3 子ギル」の元ネタを紹介!
この先、「Fate/Apocrypha」と「Fate/hollow ataraxia」、「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」のネタバレを含みます。
島原の乱の総大将「天草四郎時貞」
時は寛永14年(1637年)。
過酷な年貢の負担やキリシタン(カトリック信徒)迫害により勃発した、日本の歴史上最大規模の一揆、島原の乱(※1)。
その一揆の総大将として担ぎあげられたのが、当時16歳の天草四郎(※2)。
天草四郎は、盲目の少女の視力を取り戻したり、海面を歩くなど様々な逸話が残されており、キリシタンの間では救世主として擁立され、神格化されていたと考えられている。
※1:島原・天草の乱、島原・天草一揆とも呼ばれる。
※2:一般には天草四郎時貞という名で知られる。
「Fate/Apocrypha」での天草四郎
"赤の陣営"、"黒の陣営"に分かれて行われた7対7の聖杯大戦に"赤"のマスターの1人「シロウ・コトミネ」として参戦。
その正体は第三次聖杯戦争で召喚されたルーラー「天草四郎時貞」。
第三次聖杯戦争時には最終的にマスターが殺され、そこで彼の聖杯戦争は終了してしまったが、その前に受肉を果たすことに成功し、「Fate/Apocrypha」の時期まで身を潜めることになる。
彼が何故半世紀以上も身を潜めて聖杯を待ち望んでいたのか、何を聖杯に願いたかったのか、気になったか人は原作の「Fate/Apocrypha」を読もう!
シャルルマーニュ十二勇士の一人「アストルフォ」
「ヨーロッパの父」とも呼ばれた「シャルルマーニュ」※に仕える十二勇士の一人。
人一倍好奇心が強く、落ち着きが無い。そのため、よくトラブルに巻き込まれたり、起こしたり、解決したりと逸話が多い。
十二勇士の中での実力は中堅ぐらいだが、持ち前の強運から、たとえピンチになっても最終的には傷一つ負わず生還することが多い。また、Fateシリーズでは宝具に認定される武器を数多く保有し、数々の冒険譚を打ち立てたが、ほとんどの品は彼の手元から離れていった。
※カール1世、シャルル1世とも呼ばれる。
「Fate/Apocrypha」でのアストルフォ
"赤の陣営"、"黒の陣営"に分かれて行われた7対7の聖杯大戦に"黒"のサーヴァントの1人として参戦。
パラメーターは"幸運"を除いては比較的低水準と、自身も言うように「弱いサーヴァント」の部類に入る。しかし、聖杯大戦のようなチーム戦でのサポート役として見た場合は、生前に保有していた数種の宝具の使用により、高いレベルの強さを誇る。
見た目はピンク髪のボーイッシュな美少女。だが、男だ。
「主人公を救い、導き、救われ、そして共に歩む」ヒロインのようなポジションにいる。だが、男だ。
「Apocrypha material」に掲載されている「Fate/Apocrypha」に登場する女性たちの、裸婦姿の身体比較表にしれっと参加している。だが、男だ。
本編の主人公の「ジーク」(性別男)に求められれば、喜んで相手をするとされている。 だが、男だ。
※比較表は、下記公式サイト内の"マテリアル"で見ることができる。
ウルクの王ギルガメッシュの幼年時の姿「子ギル」
「ギルガメッシュ」とは、古代メソポタミアのウルク第1王朝の伝説的な王。
ギルガメシュ王は死後間もなく神格化され数多くの神話、叙事詩に登場するようになる。そして、そのような物語の数々が「ギルガメシュ叙事詩」と呼ばれる一つの説話へとまとめられていった。
Fateシリーズでは、原点の「Fate/stay night」から登場している初期英霊の一人。これから紹介する2作品の他に、「Fate/EXTRA CCC」や「Fate/Zero」、「Fate/strange Fake」にも登場している。
性格は傲岸不遜で唯我独尊、さらに傍若無人であり、どの作品でも慢心する姿が伺えるが、ルートや作品によっては唯一無二の強さを誇る最強の英雄王の姿も垣間見える。
「Fate/hollow ataraxia」の子ギル
「Fate/hollow ataraxia」の真実(繰り返す四日間の真実)を他のサーヴァント達同様に看破しており、これを"茶番"と評し、精神的に引き籠るために、若返りの薬を飲み幼年体になった姿。
大人状態とは比べ物にならない位の聖人君子で、誰に対しても非常に礼儀正しく、謙虚に接する。
戦闘が必要になった時には、幼年体を止めて青年体に戻ることも可能。その時は、油断と慢心が無くなった精神状態であり、原作者の奈須きのこ氏からは「大人状態より強いかも」と評されている。
「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」での子ギル
前述した「Fate/hollow ataraxia」の子ギルとは違い、「クラスカード」という異なる拠り代によって現界した状態である。
基本的には「Fate/hollow ataraxia」と同じ状態だが、「プリズマ☆イリヤ」の時のほうが、傲慢な部分が若干強めに描かれていて比較的青年体に近い印象を受ける。
第2部「ツヴァイ!」ではラスボスとして登場。本作の主人公イリヤとの壮絶な死闘を演じる。
続く第3部では、イリヤ達との共通な敵の出現により、共闘することになる。青年状態のギルガメッシュと同様、宝具【天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)】や【王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)】を使用できるが、威力は若干落ちている模様。