ポケモンのことを知ろう!
全世界で大流行中の『ポケモンGO(Pokémon GO)』。
ゲームボーイ版の"
青"からポケモンを遊んでいた筆者は、『ポケモンGO』の世界観とドンピシャな世代なので、配信開始日からポケモン集めに奔放しています。
Boom App Gamesでも様々な情報を取り上げている通り、筆者以外にも熱狂的に遊んでいる人がいます。けれど中には、ポケモンという存在は知っていても、
あまり馴染みがないという人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ポケモンとは一体どういうものなのか、知っていると"
より"『ポケモンGO』を楽しめる情報をご紹介していきます。
ポケモンとは
さて、そもそもポケモンとは一体なんぞや、というところ。
ポケモンとは、ゲーム「ポケットモンスター」に登場するモンスターたちの総称であり、ゲームの略称です。
ゲームの世界観的には、動物図鑑に載っていない不思議な生き物、モンスターボールで捕まえるとポケットに入るので、略して"ポケモン"と名付けられています。
この"ポケモン"という名前が日本だけでなく、全世界に広がって今の大流行を生み出しているわけですね。
ちなみに、海外では「ポケットモンスター」ではなく「POKÉMON」という略名で販売されています。
ポケモンの歴史
1996年に第一作目の「ポケットモンスター赤・緑」の2タイトルが発売されました。当時あまり注目されていなかった「収集、育成、対戦、交換」の要素を盛り込んだ本作は、マイナーチェンジ版の"青"も含めると、日本国内で1,000万本以上を売り上げる爆発的な人気作となりました。
ちなみに、このポケモンブームにより、当時停滞していた※1ゲームボーイ(携帯型ゲーム機)市場が活気を取り戻したとか。
それから、アニメや漫画、グッズ、カードなどのメディアミックス作が次々と生み出されました。
もちろん本家のゲームも新シリーズを絶えず発表し続け、20年経った今では第一世代※2の全ポケモン151匹をはるかに越える、700匹以上のポケモンが生息しているらしいです。
※1:発売から7年経っており、次世代機の「プレイステーション」や「セガサターン」が登場していた時期。
※2:カントー地方を舞台にした「ポケットモンスター 赤・緑・青・黄(ピカチュウバージョン)」のこと。
ポケモンの数
151匹の時代は、「ポケモン言えるかな?」という歌のおかげもあって覚えることは容易でしたが、"700"という数字は中学1年生までに覚える英単語の量と同じくらいらしいです。英単語よりもキャラクターの名前のほうが覚えやすいとは思いますが、この数を暗記するのは至難の業ですね……。
閑話休題。
この151匹という数字は、『ポケモンGO』で出現すると"言われている"ポケモンの数です。まだ発見情報が寄せられないポケモンも中にはいますが、第二世代「ポケットモンスター 金・銀」で新たに追加されたポケモンが登場していないということは、『ポケモンGO』は第一世代の151匹がベースの世界観なのでしょう。
したがって、『ポケモンGO』をより楽しむためには、「ポケットモンスター 赤・緑」の世界観を知っていればいいわけですね。
それでは、『ポケモンGO』に関係しているかもしれない、ポケットモンスター第一世代の世界をご紹介していきます。
第一世代のポケモン
第一世代だけでなく、どのポケモンシリーズにも共通して言えることですが、プレイヤーの目標は、ポケモン図鑑をコンプリートすることと、ポケモンリーグに出場し、ポケモントレーナーの頂点(ポケモンマスター)になることです。
赤・緑では、プレイヤーはオーキド博士からポケモン図鑑の完成を託され、3匹のポケモン(ヒトカゲ、フシギダネ、ゼニガメ)の中から1匹を選び、冒険の旅へ。
ポケモンリーグに出場するには、各街に存在するジムリーダーからジムバッチを得る必要があるので、ポケモンを集めながら各地のジムリーダーたちとポケモンバトルを繰り広げます。
その過程で、様々な人と出会い、ライバルや敵対する組織との戦い、伝説のポケモンとの邂逅などなど、子供心をくすぐるストーリーが花を咲かせます。
『ポケモンGO』との共通点
『ポケモンGO』にも、一部設定が引き継がれていますね。
トレーナーの目標であるポケモン図鑑を埋めるのはもちろん、ジムバッチは貰えませんが、変わりにポケコインが貰えるジムにて、ポケモンバトルを行うことができます。
ライバルの存在はさしずめ、友人などのリアルプレイヤーでしょう。
図鑑を埋めた数や、所持しているポケモンのCPの高さで競い合っているはずです。
また、最初に貰えるポケモン3匹(俗に言う御三家)もゲーム内と同じシチュエーションで、どのポケモンをゲットしようか散々迷ったトレーナーも多いのではないでしょうか。
後に、最初のポケモンを御三家からではなく、ピカチュウにしてスタートする"黄(ピカチュウ)バージョン"が発売されました。
『ポケモンGO』でも最初の御三家を無視して進むとピカチュウが出現するように、御三家とタイムラグがあるのはこれを反映しているのかもしれませんね。
ちなみに、黄と他3つとの大きな違いはピカチュウ固定スタートということや、他3つでは1匹しか入手できなかった御三家を全てゲットできることなど。当時大ヒットしていた(今も放送中ですが)アニメ版のストーリーに準拠する形でアレンジが加えられたマイナーチェンジ版です。
第一世代と『ポケモンGO』との共通点はそれだけではありません。
『ポケモンGO』で出会うのが難しいレアポケモンは、ゲーム内でも同じく遭遇しにくいのです。
伝説のポケモン
ポケモンの歴史は、伝説のポケモンの歴史と言っても過言ではありません。
どのポケモンのシリーズにも、ゲーム内で1匹しか存在しない伝説のポケモンがおり、どのポケモンもゲーム内で重要な役割をストーリー上担っています。一年に一度上映されている劇場版でも、各ゲームの伝説ポケモンに焦点を当てたストーリーが展開されますね。
第一世代で伝説のポケモンと言われているのは、伝説の三鳥(ファイヤー、サンダー、フリーザー)やミュウツー、ミュウが該当します。
その中でもミュウは、通常のゲームプレイでは入手できず、イベントなどの配布でしか入手手段が無かったレア中のレア。
というのも、本来なら第一世代のポケモンの総数は150匹だったらしいのですが、一人のプログラマーが余った容量にミュウのデータをこっそり入れたらしいのです。
それがバグ技などで意図せず表に出てしまったことで、公の存在に。
通常なら"バグ"と思われそうなデータ混入ですが、通常のプレイでは手に入らない異例のポケモンという存在は、当時の子どもたちの間で大ブームを巻き起こしました。
20名にミュウをプレゼントするという、少年向け雑誌の企画には、約7万8000通もハガキが送られるという人気ぶり。倍率は約0.025641%。
昨今のガチャの最高レア排出率とは、比べ物にならない倍率です。
『ポケモンGO』でのレアリティ
『ポケモンGO』でもレアリティの概念はあるようで、そこかしこで出現するポケモンもいれば、"今現在"出現しているという情報が出ると人が殺到するレベルのレアポケモンも存在します。
ゲーム内では、誰もがアクセス可能な場所に存在するのに、プレイヤーしか捕獲しないというご都合主義ですが、もしこれが現実と同じようであれば、『ポケモンGO』のように我先にとゲットしようとする人でごった返すでしょうね。
『ポケモンGO』では、まだ前述した伝説ポケモンの発見報告はありません。遭遇する位置にいけば誰でもゲットのチャンスがある『ポケモンGO』の世界において、どのように伝説のポケモンを登場させるのかとても気になりますね。
個人的な欲を言えば、自分一人が伝説ポケモンを持つ優越感に浸りたいところですが……。