笑いと驚きに満ちた「ポケモン図鑑」
これまでのシリーズでも、故郷を旅立つ際は“ポケモン博士”にポケモンの生態を記録して欲しいと渡される「ポケモンずかん」。『ポケモンGO』では、チュートリアルで登場するウィロー博士に頼まれますね。
「ポケモンずかん」には、ポケモンの高さや重さ、カテゴリなど様々な情報が載っています。中でも特に注目して欲しいのが、ポケモンそれぞれの“説明文”。
そこでは意外と知らない驚きの生態や、ちょっとおかしな紹介まで色々なポケモンの特徴が載っています。
ということで今回は、普段プレイしていると見落としがちな、図鑑のおもしろ説明文の一部をご紹介していきます!
驚き!?悲しい!?ポケモンのおもしろ生態
ニョロモ
渦巻き模様の内蔵が透けてしまうほど薄い皮膚だが
鋭い牙を跳ね返す弾力を持っているのだ。
カラカラ
2度と会えない母親の面影を満月に見つけて泣き声をあげる。
かぶっている骨のしみは涙の跡。
ポケモン・わざ図鑑「カラカラ」「
カラカラ」がかぶっている骨は、
亡くなった母親のもの。産まれてすぐにかぶるので、
素顔を見た人は誰もいないそうです。カテゴリが
「こどくポケモン」となっているなど、何かと悲しい気持ちにさせられるポケモンですね…。
鳴き声も悲しげな声となっているので、遭遇したら確認してみてください。
サイホーン
ひたすら真っ直ぐ突き進み壊しまくる。
鋼鉄の塊にぶつかっても平気だが1日経つとちょっと痛みを感じる。
ポケモン・わざ図鑑「サイホーン」「
サイホーン」は、見た目通り
“猪突猛進”なタイプのポケモン。そのせいなのか、どことなく
頭の悪さを感じさせる説明文となっていますね。
歴代シリーズの図鑑では、
「突進を始めるとどうでもよくなる」「理由を忘れる」「脳みそが小さい」「頭が悪い」など、シリーズを重ねるごと(ポケモンの生態が明らかになっていくほど)に、表現が露骨になってきます。
また、
「高層ビルを粉々に粉砕する」ほどの力を持っているようです。『ポケモンGO』を都内でプレイしている時に出現すると、早く捕まえなくてはならないような気もしてきますね。
出会ったらヤバい!?
スピアー
縄張り意識がとても強いのでスピアーのすみかには 近づかないほうが身のためだ。
怒ると集団で襲ってくるぞ。
ポケモン・わざ図鑑「スピアー」「
スピアー」は見た目通り、蜂がモデルとなっているポケモン。
高さ1.15mは
小学1年生の平均身長くらいなので、これが集団で襲ってくると思うと、
リアルな蜂の方が幾分かマシに感じてきますね。各地で話題になっているポケモンの巣で、もしもスピア―の巣が発見された時はくれぐれもご注意ください。
ちなみに、3本の針の中でも一番強力な毒針は
おしりの針。
ゴースト
闇に浮かぶゴーストが手招きしても絶対に近寄ってはいけないよ。
ペロリとなめられ命を吸われてしまうぞ。
ポケモン・わざ図鑑「ゴースト」「
ゴース」に比べると、少し愛らしい見た目になった「
ゴースト」ですが、
凶悪さは増大。ゴーストをマップで見つけた時には、少しためらっていますような説明文ですね。
ちなみに
“命を吸われてしまう”というのは、
“体の震えが止まらなくなり、やがて死に至る”ということのようです。
<隠れているポケモン>にゴーストが表示された時は、くれぐれもご注意を…。
ルージュラ
踊るような腰つきでリズミカルに歩く。
その動きは見ている人も思わず腰を振ってしまうほど軽やかなのだ。
ポケモン・わざ図鑑「ルージュラ」その見た目から、一度見たら忘れないであろうポケモン「
ルージュラ」。
命の危険…というよりかは、
自分の中の大切な何かを失いそうな特徴を持っていますね。見つけた時は、周囲を一度確認しておいた方が良いかもしれません…。
また、人間のような言葉を発しますが、人間が理解できるものではなく、ルージュラ自身は
踊りで感情を表現するようです。
ルージュラの言葉について、歴代シリーズの図鑑では、赤・緑で
「現在研究されている」となっていましたが、その後のダイヤモンド・パール・プラチナでも
「意味は全く理解できない」とほとんど進展していない模様。
研究者達の研究・技術不足なのか、それともルージュラへの興味を失ったのか、筆者としてはとても気になるところです。
オマケ
ラッキー
栄養満点の卵を毎日産む。
食欲をなくした人でもペロリと食べてしまうほどおいしい卵だ。
ポケモン・わざ図鑑「ラッキー」卵のような可愛らしい見た目の「
ラッキー」はその名の通り、
手に入れた人に幸運をもたらすと言われているポケモン。初代のポケモンでは、
見つからない・捕まらない・すぐ逃げると3拍子揃ったポケモンで、『ポケモンGO』でもなかなかゲットできていない方も多いことでしょう。
また、卵との関係が多いポケモンですが、『ポケモンGO』に登場する
「しあわせタマゴ」も歴代シリーズではラッキーが持っていたアイテムです。
スターミー
体の中心にあるコアと呼ばれる部分が七色に輝くことから
海の宝石という別名をつけられた。
ポケモン・わざ図鑑「スターミー」幾何学的なフォルムが特徴的な「
スターミー」。説明文にもある
「七色に輝くコア」は、
「宇宙に向けて電波を出している」「宇宙と通信している」など、歴代シリーズでは
「コア」と
「宇宙」を関連付ける内容が多くあります。
また、初代のポケモン図鑑では
「宇宙生物ではないかと地元で疑われている」といった一文があり、
“宇宙生物かどうか”よりも、
“地元とはどこなのか”の方が気になっていた歴戦のトレーナーも多いことでしょう。
コイキング
はねることしかしない情けないポケモン。
なぜはねるのか調べた研究者がいるほどとにかくはねてはねてはねまくる。
ポケモン・わざ図鑑「コイキング」「
コイキング」の説明文は、読むほどに悲しくなる内容となっていますね。歴代シリーズでも、
「悲しいくらいに弱い」「頼りないので有名」「世界一弱い」「なぜ生き残っているのか誰もわからない」など、
“コイキング=弱い・情けない”といった内容がほとんどです。
他にも「
ピジョン」や「
ピジョット」に捕まることも多々あり、この原因の1つがコイキング唯一の特徴でもある
「はねる」というのがなんとも情けないところ…。
しかし、「
ギャラドス」に進化するということで育成価値は十分あるのですが、『ポケモンGO』では進化するためには400個という大量のアメが要求されます。
捕獲で3個、博士に送って1個のアメが入手できますが、それでも
100匹のコイキングを捕まえなくてはなりません。
その果てに待つギャラドスの性能は…情けないものにならないよう祈るばかりです。
「ポケモンずかん」も見逃せない!
いかがでしたでしょうか?
今回紹介したのは、『ポケモンGO』に登場するポケモンの中でもほんの一部。まだまだ様々なポケモンに、驚きや笑いが詰まった説明文があります!
“ポケモン”という不思議な生き物を少しでも解明するためにも、「ポケモンずかん」での説明文は小まめにチェックしておくと良いかもしれませんね。